朝日文庫<br> 新編・琉球弧の視点から

朝日文庫
新編・琉球弧の視点から

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022607195
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

琉球弧は先史の時代から、本土への文化的、政治的な影響を飛び石伝いに運びこむ海上の道であった。日本の国の歴史的な曲りかどにはかならずこの道すじからの歴史的契機の信号によって、国の命運の方向を設定してきたにもかかわらず、本土はこの島々の役割を見ぬき評価することができなかった。

目次

1部 ヤポネシアと琉球弧(琉球弧の吸引的魅力;加計呂麻島呑之浦;軍政官府下にあった名瀬市;琉球弧の感受;回帰の想念・ヤポネシア)
2部 奄美と沖縄と1955~78(加計呂麻島;奄美大島から;南西の列島の事など;久慈紀行;アマミと呼ばれる島々;沖縄らしさ;悲しき南島地帯;島の中と外;奄美体験の途上で;9年目の島の春;請島の結婚式;奄美の妹たち;奄美大島の食生活;庭植えのパパイヤ;沖縄・先島の旅;奄美・沖縄・本土;沖縄紀行;私の中の琉球弧;明治百年と奄美;沖縄島の城跡;那覇に感ず;「琉球弧」、改めて検討を;那覇からの便り;名瀬だより 抄;那覇日記)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

6
92年刊、かなり久し振りに再読。日本を太平洋に浮かぶ島々「ヤポネシア」として捉えた島尾敏雄によるエッセイ集。琉球弧と言っても沖縄ではなく奄美の視線から語るところが新鮮で、1950年代から60年代の雰囲気が分かる文章は貴重です。それにしても特攻艇震洋の話題は重い。2022/11/28

PRAHA

2
★★★★★2017/08/30

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