内容説明
戦争末期の狂気と頽廃の入り交じった世相の中に、かけがえのない青春前期を送った少国民世代。思い込み、思い込まされてきた正義が覆った8・15体験を中心に、民主主義思想の原点を自らに問いかける執念の一冊。著者の原点を示す半生記。
目次
1 戦争をしているんだぜ!
2 いなかには戦争がない?
3 陛下のために死ねます!
4 神の子は苦しんでいる?
5 ガラクタもたたかえる!
6 神風はかならず吹くか?
7 宇宙の真理はやぶれた!
8 民主主義は生きていく?
9 ヒロヒトを処刑しよう!
10 それでもおとなになる?
11 戦争中じゃないんだぜ!
12 要注意人物は哲学する?
13 「赤い箱」がよみがえる日