感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
4
「なぜこんなにいろいろなもの(地球上の生物)がいなくてはならないのだろうか」。その疑問に対し進化論は変異と自然淘汰によると答えるが著者はその回答を全面的には受け入れない。なぜなら「何百という突然変異がいっぺんに起こらなければ別の新しい種はできあがらない」からだ。実際、種は強固な不変性を持っており、種の垣根を越えて別の種が誕生する確率はあり得ないほど小さい。それでも莫大な数の生物(種)が現に地球上にいることを著者は「不思議だ」と語る。生物学者としては言いにくい疑問を素直に打ち明ける著者に共感した。2012/05/17
naoto
1
面白かった。雑誌の連載のまとめっぽい感じで生物のエッセイ集のような感じ。生きものの勉強になる。かなり古い本ではあるけれども、どれも古さを感じさせない。生きものはミステリーがいっぱいだ。2024/11/14
1977年から
0
1998年