内容説明
高齢化が進むなか、人はどうしたら楽しい人生を送り、美しく年をとることができるだろうか―。明治生まれの著者は、たとえば、「家事を楽しくこなすこと」と身近なところにその方法を見つける。古き良き下町気質を受けついだその生活の知恵は、年齢を超えて広い世代の共感を呼ぶ。
目次
献立日記
美容体操
お正月の値打ち
うちのしきたり
一枚の賀状
男女同量
ご時世いろいろ
御御御つけ
一病息災
きものと私
ふだんこそ…
お洒落の代償
つかず・はなれず
あきていませんか
念には念を
あなたへの贈りもの
ひなたの雑草
チグハグな会話・感覚〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
21
1978年~1980年に暮らしの手帖に掲載されたエッセイ。明治、大正、昭和を生きた浅草猿若町生まれの女優・兼業主婦。衣食住、特に食を語る。葉もの野菜を多く摂られていた。私の記憶にある昔の話。けれども現在とも共通するところが多い。進歩などしていない、ほんの少し形が変わって見えるだけ、そんな気がする。よいエッセイです。2022/08/11
ぴよきん
1
明治生まれの著者のみずみずしい考え方に感銘を受けました。家事本としても役に立つし、頭が固くなってきた自分、ついつい自堕落に過ごしがちな毎日を反省させられます。2010/03/28
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- 和書
- 杜甫研究年報 〈第五号〉