内容説明
日米間に暗雲立ちこめる1940年、東京―ニューヨーク間無着陸親善飛行をめざして計画され、日本航空技術の粋を集めて2機作られた超長距離機・A‐26。だが戦争が、その運命を大きく狂わせた。1号機は世界記録を樹立し、2号機は乗員もろとも洋上に消える。栄光と悲劇に包くれた幻の名機の生涯を描いた感動のノンフィクション。
目次
新聞空中戦
大計画の芽生え
真紅の翼・航研機
幻の翼A‐26
飯沼正明の死
薄命の二号機
記録飛行
論文 A‐26長距離機について
A‐26性能データ(経済速度;真速度図表;速度計検定結果;離陸重量と航続距離及び時間との関係)
資料(特殊長距離飛行研究実施計書;A‐26飛行計画案)