内容説明
植民者の子として、ソウルで育った著者が、日韓・日朝の関係をオープンな相互批判の場に引き出すことこそ、相互理解の王道であると信じ、あえて隣国人のありように直言を投げかける。
目次
朝鮮情勢を見る視角
朝鮮半島における国民意識の形成
北朝鮮における権力世襲の一側面
韓国の民族主義と反日
教科書問題に対する韓国人の反応
韓国の「反日」における文化的優越意識
韓国の知識人に思う
ソウルに触発された断想
在日朝鮮文化人への疑問
黄真伊のこと
ニムの困惑
金芝河雑感
『オンドル夜話』を読んで
『春香伝』の復権
パンソリの思い出
私たちの訳した本
李漢稷先生の御霊に