内容説明
昭和59年夏、韓国米の輸入によって一挙に表面化した、減反下のコメ不足という異常事態。その一方で、国民は臭素に汚染された超古米を食べさせられていた。ベテラン農政記者が、コメ失政の原因を克明にルポルタージュし、現状打開案として食管制度と減反の廃止、農薬や化学肥料を使わない農法の開発を呼びかける。日本のコメの明日のために、豊富なヒントを与える書。
目次
第1章 官製農業のすすめ
第2章 コメ不足隠蔽作戦
第3章 隠蔽作戦の破綻
第4章 農政官僚の思考パターン
第5章 混乱する農協組織
第6章 矛盾との格闘
第7章 ロボット化からの脱却