内容説明
朝日新聞元モスクワ支局長が、1978年から5年間の特派員生活中、その目で見た拡大する消費経済、西側文化の浸透など、変わりつつあるソ連社会の実像と民衆の素顔を綴る。さらに86、87年の再訪で得た、ゴルバチョフが目指す改革・ペレストロイカの印象を加筆した。
目次
「草の根」のペレストロイカ
もの言う民衆とクレムリン
都会の孤独
冷血犯罪
ルーツ探し
老人支配
拝金主義
地下経済
マイカー熱
食卓のつぶやき
健康ブーム
つくられた「一枚岩」
うわさの社会学
上流社会
スターリン
アフガンの影
アフガン再訪
シベリア厳冬
アングラ取材
遺族社会
日本びいき