内容説明
医者の立場から、親の立場に転じた、ひとりのパパの愛に満ちた記録。
目次
おなかの中で
誕生
わが家へ
大食漢
体重
兄弟
指しゃぶり
カゼ
生ワクチン
正月
ちえ熱
つかまり立ち
なめる
つたい歩き
まねる
夜あそび
誕生日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
357
小児科医の著者が、第2子の妊娠3か月から生後1年までを忠実にたどった育児日記。かつて朝日新聞に週刊で連載されていて好評であったらしい。それももっともな話で、夫が小児科医というばかりではなく、子育てに全面的に協力する模範的な夫であったからだろう。そして、妊娠期から子育て途中の不安が具体的、体験的に語られているので、まさに子育て中の人(とりわけ母親)にとっては、大いに参考にもなり、また本書には勇気づけられたのではないだろうか。松田道雄氏も推薦するように、本書は乳児期の子育ての重要な指針である。2019/03/14
sparrow HAZET
1
零歳児の育児をしていたのはもう何年も前になるが、その時の育児常識と本書の育児常識に違いがある。子育てに正解はない。正解とおぼしき「常識」さえも時代と共に変化する。ただ本書と我が実体験とに共通して感じたのは、育児をする人の心の余裕とそれによってなされる冷静な観察力は絶対条件ではなかろうかという事。それと、我が子を他の子どもと比べることも、自分の子育てを常識と比べることも正解への道ではないという事だ。2019/03/19