朝日文庫<br> スペイン女王イサベル - その栄光と悲劇

朝日文庫
スペイン女王イサベル - その栄光と悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022603111
  • NDC分類 236.04
  • Cコード C0122

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆめどら

4
太陽の沈まぬ王国スペインを築き上げた女王イサベルの伝記。偉大な君主としての業績よりも、悲しい母としての彼女に焦点を当てて書かれた一冊。2013/02/18

ume-2

3
世界史の教科書の中では、クリストーバル・コロン、英名コロンブスに資金援助した人物、グラナーダ陥落に寄与した人物として数行が割かれるイサベル女王の女王としての、母としての40数年間を克明に記した一冊。もちろんその時代の「歴史的人物達」は生き生きと登場し、世界史の教科書の数行から受けていたイメージとは全く異なる人物像を見せてくれる。時折著者の空想的光景描写が出てくるが、読者が本の事実と想像をきちんと区別して読めば問題ない。ファーストネームが幾代にも共通して使われる世界的風潮や政略結婚の凄まじさには驚くばかり。2014/08/02

フブキ

1
読みたくても中々手に入らなかったので、図書館で取り寄せを頼んでようやく読めました。イザベルのみに焦点を絞って書かれた本はあまりないので、とても有難かったです。イザベルがいかに指導者として立派だったかはもちろん、騎士達から愛を捧げられていたことも書かれていて、まさにこういうのが読みたかったと大満足。女王としては素晴らしい人物であったにも関わらず、母としてはあまり幸福に恵まれなかった晩年については切なかったです。2012/12/17

蒼1228

1
銀英伝くらいの田中芳樹さんを髣髴とさせる語り口で、激動の人生を送るイサベルの生き様が語られ、非常に面白い。”狂女”として歴史に名を残すファナにも触れられていて満足。2009/08/18

Sekky

0
イザベル女王の誕生から死までを丁寧に綴った本。時折、筆者がその人物像を想像で描き出して、物語に色をつけている。スペインをその高い行動力と強い意志でまとめ上げ、子や孫の不幸に心を傷めつつ(と想像される)、国の行く末を死の直前まで案じながら逝った女王を偉業を知ることが出来る。2016/02/02

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