朝日文庫<br> 街道をゆく〈19〉中国・江南のみち

朝日文庫
街道をゆく〈19〉中国・江南のみち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022601896
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0126

内容説明

日本文化の影を求めて、古代長江文明の地蘇州・杭州・紹興・寧波をゆく。

目次

蘇州の壁
伍子胥の門
宝帯橋
盤門
呉と呉
呉音と呉服
胥門と〓門
亡命と錦帯橋
「うだつ」と樋
西湖の風
岳飛廟
茶について
茶畑の中で
急須
茶における中国と日本
娘村長さん
海寧県塩官鎮
乾隆奇譚
布袋さん
瓦流草〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壮の字

71
この稿では、蘇州、杭州を訪なう、というよりも、その湿り気の多い風景のなかに日本の姿を探しにいったのだろうか。紹興には魯迅がいた。学生時代の国語の教科書に載ってた作品のなかで、私がいまでも覚えているのは魯迅の『故郷』だけ(他に記憶している作品は一つたりともない)。かつての少年だった主人公が憧れた、冒険世界の象徴である猹(チャー)という小動物は架空の生きものだという。すべての人が抱える故郷に対する複雑な思いもまた幻影でしかないのだろう。旅の最後は寧波で船に乗る司馬さん、かつての中国文明の玄関口で大はしゃぎ。2018/02/03

レアル

63
江南と言われてもしっくりとこずに、地図を辿りながら読んだ。刊行が古い為か今の中国とは全く背景の違う素朴な中国が描かれている。勿論、その内容も懐かしい。しかし読んでいて日本の文化は中国から齎されたものであると改めて実感させられる。当時著者が窺い知れる歴史上から見た中国。そして今の中国を示す「新中国」に著者自身が親近感を持つ記述。今まで中国を一括りに歴史を見てきた事はあっても地域に特化してみる事が少なかったので、いい勉強になった。2017/05/09

Tadashi_N

42
歴史のスケールが違う。船に対する考え方も違う。2018/04/19

Kaz

19
水の都 蘇州から杭州方面の紹興、余姚、寧波を巡る旅。水の都といえば、私の知る限りベネチアだが、ベネチアとは趣を異にする蘇州は一度訪れたい街。しかし、日本と中国の付き合いは古代から現代までに渡るだけあって、とても一言では語りつくせないな。本作では、うだつ、布袋さん、呉服など日本に溶け込んでいる様々な文物について、色々発見があったり、司馬さん独特の考察があったりして彼の地の情景が目に浮かんできた。政府同士は微妙な関係のようだが、我々市民は仲良くしていきたいと思う。彼の国の友人は、好感の持てる人ばかりだし。2018/01/19

aponchan

18
司馬遼太郎氏の作品乱読中のうちの一冊として読了。菜の花の沖に出てくるジャンク船をこの目で見たいという想いを強く感じ、寧波訪問時にも使用されているのを目撃した際の表現には驚きと感動を覚えた氏の気持ちがにじみ出ていたのに驚いた。氏の作品を読み、積み上げていくことで中国のイメージも変わってきている。これからも氏の作品を読み進めていこうと思う。2020/05/05

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