朝日文芸文庫<br> 街道をゆく 〈7〉 甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか

朝日文芸文庫
街道をゆく 〈7〉 甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022601773
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0126

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pdango

56
★★★☆☆【司馬遼太郎の八月】甲賀と伊賀のみち、大和・壷阪みち、明石海峡と淡路みち、砂鉄のみち。梟の城からこちらにきたので、やはり前半が面白かった。淡路って、(上方からみて)阿波へのみち、ということから、あわじ。みたいに、へーーー!な発見がたくさん、たくさん。ま、けっこう忘れちゃうのですが(^^;)いろいろと興味深かったです。2018/07/27

Tadashi_N

25
未知としてのつながりがわかった。2016/08/31

たカス

15
★★★☆☆甲賀と伊賀のみち、大和・壺坂みち、明石海峡と淡路みち、砂鉄みち(島根・鳥取・岡山)の4編。鉄は中国、朝鮮から渡ってきたが、砂鉄からとる場合は大量の薪を必要とした。森林回復力の最も高い日本で鉄器が発達したが、ハゲ山の目立つ中国、朝鮮は近代化も遅れた。書かれたのは'74〜5年だが日本の電機メーカーが韓国メーカーに取って代わられ、台湾メーカーに買収された現在を司馬さんはどう見るかね?2016/11/07

Junichi Wada

15
実家が滋賀で只今伊賀に住んでいるので読まねばならなかった。40年以上前の司馬さんの足跡を追いながら滋賀への帰省。当時の面影を残す道があって物思いにふける。砂鉄のみちはいかに鉄器の製造というアプローチから出雲、日本、渡来人、風土様々な点から観察されている。2016/06/09

なつきネコ@人間に化けてます

14
足利義尚を相手にゲリラで破った甲賀忍者は、後世のヒーロー忍者の原型なんだな。高取城は行った事があり懐かしい。しかし、植村氏の徳川の凶事に関わる縁はおもしろい。加藤清正は城作りは上手く、石垣が浮いてこない。熊本城の再建が心配になった。さらに淡路島の飼い犬が海に板を投げ入れ堺に遊びに行ったエピソードは好きだな。製鉄の道で大陸と日本は興味深いな。出雲タタラの話は刀鍛冶の話で聞いたことあるが、鉄により好奇心が産まれ、文化が進歩し、欲望を発揮して戦いが生まれる。その視点は沖縄、朝鮮を見てみればわかる。勉強になるな。2017/01/30

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