感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
10
ずいぶん古い本ですが再読しました。この手の本としてはオーソドックスに、漢文の白文、読み下し文、日本語訳に、背景や関連情報の補足という形です。第1巻は、晋世家、管晏列伝、伍子胥列伝で、晋の文公(=重耳)、管仲、晏嬰、伍子胥がでてきます。なんか、宮城谷昌光さんの小説の主人公ばかりですね。2021/02/21
日・月
6
ドラマ「趙氏孤児」(主演・呉秀波)が面白かったので。趙世家が無く, 晋世家の中にみる。『春秋左氏伝』⇒『史記(巻43趙世家)』(前漢・司馬遷)⇒『新序(節士篇)』『説苑(復恩篇)』(前漢・劉向)⇒『趙氏孤児』(元・紀君祥)二千年膾炙され元曲としてここに完成!⇒仏人イエズス会士が翻訳(清)⇒『中国の孤児』(18Cヴォルテール)…何と!⇒全文仏語訳(19C) 晋の景公三(前597年), 趙策の遺児(趙武)は程嬰により密かに育てられ, 父の政敵屠岸賈を失脚させ一族の仇を討つ。韓厥とともに趙家を復興させる物語。2023/03/23