中国古典選<br> 論語 〈上〉

中国古典選
論語 〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022601032
  • NDC分類 123.83
  • Cコード C0198

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemunomori

11
「子曰く、知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼(おそ)れず。」<義おのずから明らかである。説明を加えない。――本文299頁より引用> 一字一句もゆるがせにせず、幾通りもの古注解釈を示しつつ「わたしはこう読む」と道筋を示す凜とした解説に感動します。お手軽なダイジェストで理解した気になっていた長い年月が恥ずかしい。やっと論語に向き合える年齢になれたでしょうかと、吉川幸次郎先生に奮い立たされる日々。2016/07/16

阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)

0
総評としては、批評という行為の強靭さを味わった気がする。『論語』―とりわけ上論は 具体的な対象(弟子や政治家)への批評が多いのだが、その言葉自体が後世の碩学の様々な解釈や意見を産み出す。詰り、批評は事象から生まれるのだがそこで完結するのではなく、寧ろその批評自身が被批評性を持っており、又そうでなくてはならない。そうした知の受容と伝達こそ知であり、その健全な実践が礼であるとも捉えられ、ならば孔子は批評について極めて自覚的であったと自分は思う。 https://min.togetter.com/m8OBXm02021/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/467136
  • ご注意事項