朝日文庫<br> 天声人語 〈3〉 1954.7~1958.6

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朝日文庫
天声人語 〈3〉 1954.7~1958.6

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022600837
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

123
荒垣さんの角川文庫の方が終わりましたので、朝日文庫に戻っての3巻目です。昭和29年から33年6月までのものが収められています。私がちょうど小学の上級生くらいのときです。ラジオや新聞で聴いたことがあるとか見出しを見たというところもありますがほとんど知らないことが多く、ここにあるものを読むだけでも社会世相史を垣間見ることになり、若干勉強になります。2017/01/03

壱萬参仟縁

34
55年5月3日継子扱いの憲法(83頁~)。国会発議の3分の2にせよ、国民投票の過半数にせよ、憲法改正のことは、わずかな差のぎりぎりの線で無理に勝敗を争ってよい問題ではない。せっかちに改正を押しきったりしては、大きな禍いをあとに残すにちがいない(84頁)と釘をさしている。この厳格な姿勢が今日まで貫かれたが、安倍内閣が上からのクーデターで立憲主義を破壊してしまっては、護憲の歴史をないがしろにしたことになる。同年12月29日人生70年(136頁~)と言っている2016/06/26

がんぞ

5
今では考えられないだろうが売春防止法、国会提議され審議未了廃案2度、否決されたのが昭和31年。翌年「売春業を前提の借金は払う必要なし」の画期的判決、「姉の借金で妹も引き込まれるケースも」団鬼六の小説みたい/左右合同社会党は「衆参合計では第1党」両院で第二党/地対地ミサイル在日米軍配備問題、射程30km、核弾頭をつけなければ炸薬600kgにすぎない/日本共産党の地下活動家が次々と表舞台に。徳田球一は戦時中、離日していたことで人気薄となった‥/米国で、保険金目当で母親を飛行機の荷物に時限爆弾で殺害した男を逮捕2016/04/30

がんぞ

4
週1本程度の抜粋なのが惜しい。できれば全部読みたい。のちから見て重要な事件を取りあげた日付ばかりとなるが、「当時は大事件と思っていたがたいしたことではなかった」たとえば「興安丸の乗船拒否」日本から中共支配の大陸への帰国船で“故郷”に帰ろうとした台湾留学生に156名の乗客が便乗「彼等と一緒でなければ帰らない」舞鶴で座り込み。と、ソ連のハンガリー侵攻&英仏のスエズ侵攻が同列。ソ連の核威嚇は不問。「たいしたことではない、けれども時代を象徴する」のは吉川英治『新平家物語』の連載終了、チャタレイ裁判の結審など文芸界2013/06/13

ekura

1
p45,1954.12.3 当選宝くじ正直おばさんの顛末。p71,1955.3.23 ラジオで変わった演説口調。p147,1956.1.17 並べないのが日本人の民族性。p190,同9.10 ルイセンコ学説と純潔論。p265,1957.11.22 続・横入り。p270,同12.11 原子炉地震対策していない。p281,1958.1.27「蟻の街のマリア」2023/01/09

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