朝日選書<br> 日本人の死生観を読む―明治武士道から「おくりびと」へ

個数:

朝日選書
日本人の死生観を読む―明治武士道から「おくりびと」へ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月29日 17時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599858
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0395

内容説明

幅広く活躍する宗教学者が、柳田国男・折口信夫、吉田満、宮沢賢治などの作品をもとに、日本人の死の受容の変遷を読み解く。

目次

第1章 「おくりびと」と二一世紀初頭の死生観
第2章 死生観という語と死生観言説の始まり
第3章 死生観を通しての自己確立
第4章 「常民」の死生観を求めて
第5章 無惨な死を超えて
第6章 がんに直面して生きる

著者等紹介

島薗進[シマゾノススム]
1948年、東京都生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。現在、東京大学文学部・大学院人文社会系研究科宗教学・宗教史学研究室教授。主な研究領域は近代日本宗教史、死生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポカホンタス

6
スピリチュアルケアの勉強にと思って読んだ。スピリチュアルの世界に医療として踏み込む時、科学性が担保されなくなることへの不安や抵抗が強く起きる。しかし本書のよう社会学的、民俗学的アプローチを取ることで、客観性が担保され、医療者もなじみやすい。医療の場でスピリチュアルを扱うコツを教えてもらった気がする。2012/08/17

ハル

4
日本人の死生観に対する流れ。死を身近に感じることは少ない。しかし死を身近に感じるとき、死は決して生の対極にあるものではなく、常に生の隣にある。死を意識して感じる生の生々しさ、眩しさ、残酷さ。死があってこそ、生の輝きが本物になる。2016/11/09

4
死生観についての考察というよりは、先人たちが死生観をどう理解してきたかを紹介している。深く考えるというよりは概要を。単純化しすぎなところもあるけれど、読みやすくて面白かった2015/05/24

telephone

2
「死生観」を表現した近現代日本人の書物を読むというスタイル。上質な書評を読んでいる感じにも思えた。最後に取り上げられていた高見順の詩に感動した。2014/01/02

yu01

2
現代に現れる死生観の多様な流れを、明治初期の国学/武士道、明治初期の教養人、柳田國男/折口信夫、戦中派の吉田満、戦後のがん闘病記、ホスピス運動、そしておくりびと/青木新門らに代表させ読み解いていく。死生観という切り口で宗教も含めた大きな精神性を分析している。学術書の体裁ではなく、その記述はときに共感的で文学批評のよう。こちらも共感せずには読めなかった。現代人に必要な霊性(≒宗教性)を問い続けてきた著者の現時点の回答のようにみえる。2012年刊。2013/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4616269
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。