朝日選書<br> 東大入試 至高の国語「第二問」

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東大入試 至高の国語「第二問」

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599469
  • NDC分類 810
  • Cコード C0381

内容説明

日本最難関と言われる東大入試。その国語・現代文問題には良問が多いが、なかでも「第二問」は、文章を読んだうえで感想や考えを160~200字で書かせる、独特かつ伝統的な「200字作文」である。世に出たばかりの金子みすゞの詩を取り上げた「伝説の1985年第二問」を始め、寅さんのセリフ、死に行く友人への手紙…とバラエティに富んだ作品が毎年出題され、これらには実は通底する大テーマがあった―。まさに「至高の第二問」である。1999年をもって、この「第二問」の形式は消えたが、今なおこのテーマは東大入試に出題され続けているのだ。東大は受験生に何を求めているのか―。過去問30年分を分析し、題材となった様々な文章を読み解き、解説書の「赤本」では触れ得ない作品の本質に、ひいては東大入試の本質に迫る。

目次

第1章 金子みすゞ―「さむかろな」「重かろな」「さみしかろな」(二つの詩;不幸の原因 ほか)
第2章 死者との対話―「何万の鰯のとむらいするだろう」(国木田独歩の手紙;独歩に独り歩きはさせない ほか)
第3章 春―「啓蟄や日はふりそそぐ矢の如く」(円環する時間;直線対円=都市対田舎 ほか)
第4章 大人の言葉と子供の詩―「おっしゃる通りです」(社会人用語の二つの特徴;機械的人間 ほか)
第5章 自己と関係性―「死者は決して消滅などしない」(戦死者からの手紙;食うか、食わせるか ほか)

著者等紹介

竹内康浩[タケウチヤスヒロ]
1965年、愛知県出身。東京大学文学部卒業。同大学助手、一橋大学大学院助教授、奈良女子大学大学院准教授などを経て、北海道大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MIKI(magicrose)

27
1985年に出題された金子みすずの「積もった雪」と「大漁」を始まりとして、"根源的な問題を見据え、そこから日常世界を見つめ直すこと" に徹底的にこだわって論じた本。存在の罪、円環する時間、連鎖、境界線、反転、無知の知などのキーワードを中心に、"死"という大問題を扱い、死を見据えることによって"生きること"を考える。ここに東大現代文の基本がある。2020/01/08

ステビア

19
東大入試を題材にしたスリリングな批評。読みが鮮やか。2021/01/06

放蕩長男

8
成人し、社会に出てから気が付いた「国語」の大切さ。国語と数学の力こそ、最も実用性が高い。私が学生だった頃は、全く気が付かなかったことだけど。さて、日本最高学府の頂点では、どのような「国語」をもって、受験生を選別しているのだろうか。著者の竹内さんは、東大入試の国語において、「死」を扱った問題が頻出すると語る。出題者が異なっても、年代を超えて、結局はそこに行き着くのだと。誰にでも必ず訪れるのに、タブーの如く、殆ど考えようとしない事柄。確かに入試問題として、これ以上の題材はないのかもしれない。2016/06/19

はづきち

7
東大現代文の過去問のいくつかを読みながら、東大の入試意図を探ろうとする本。 東大は死について考えさせる問題が多いんですね。円環する時間について、そういう視点もあるのかと興味をひかれました。2016/04/07

タカヒロ

5
よくもまぁここまで配列して分析したな、という感じ。東大現代文の文章は他大の文章より面白くて、自分でも注目していたところだが、「死」という一貫したテーマという視点からは見たことがなかった。小池昌代の背中についての文章がすごくすきだが、それにも絡んでくる。入試の現代文に込められた大学からのメッセージというのは、いわゆる受験勉強とは別に、考えていいことだなぁと再認識した。併せて、80年代の第二問は、おそらく、現在の流れだと多くの大学で参考にされるはず。授業にも取り入れられそうなので、勉強の余地あり。2016/05/03

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