朝日選書
中国の頭脳 清華大学と北京大学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599025
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0330

内容説明

2005年、世界のGDPランキングで中国はフランス、イギリスを抜いて第4位に浮上しようとしている。邁進する中国のパワーの背景には「科学発展観」という大きな目標があった。「科学発展観」とは国を発展させるためには、科学を発展させる、そのためには知識を高め勉学に励む、そしてその手段として外国を熟知する、という概念を含む。中国政府が掲げたこの目標の裏には清華大学、北京大学をはじめとする超“頭脳”集団を作りあげる教育構造があった。ひとりでも多くの優秀な頭脳を生み出すための教育システム。欧米の有名大学からヘッドハンティングされる学生たち。そして彼らの多くが欧米の頭脳ともなっていく…。「科学発展観」を支える中国の一流大学の実態とはいかなるものなのだろうか。現役の清華大学招聘教授が、中国の“頭脳”を明らかにする。

目次

第1章 中国のナンバーワン・清華大学の歴史
第2章 双璧・北京大学の自負と模索
第3章 中国の一流大学
第4章 清華大学の卓越性
第5章 中国現代政治家と頭脳立国
附章 講演録「中国の最近の学問、政治、ビジネスの動向」

著者等紹介

紺野大介[コンノダイスケ]
1945年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了、工学博士。現在、創業支援推進機構(ETT)理事長、日中科学技術交流協会常務理事。中国・清華大学招聘教授。専門はトライボロジー。また独学で日本の国学を学び、最近は北京大学人文科学系でも教壇に立つ。1999年までセイコー電子工業(株)取締役研究開発本部長。橋本佐内著『啓発録』及び吉田松陰著『留魂録』の英完訳書(錦正社)を完成し、世界の主要大学図書館へ寄贈(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セイタ

5
20年前の中国のトップ層の様子が知れる本!著者はもともと理系ではあるが、清華大学で長らく教鞭をとったという日本人にしては珍しい経歴の持ち主である。2006年の出版なので、2000年代前半の中国が著者の目を通して述べられている。20年前からやはり13億人のトップはすごかったということがわかる。あと、清華大学や北京大学の成り立ちについてあまり知らなかったので、その辺が学べたのがよかった。大学院に入りたての頃に読めてよかった。後、北京大学の自由な校風の裏側について知ることができた2022/12/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/72264
  • ご注意事項

最近チェックした商品