内容説明
テロ対策特措法と有事法制の成立、自衛隊のイラク派遣はいかに実現したのか?いまや外交問題でも政策決定の主導権を握り、混迷する世界情勢のなかで迅速に政策を推進する内閣官房。「官邸」という権力の中枢は、いかなる組織をもち、どのような役割を果たしているのか。外交経験が少なく、党内の勢力基盤の弱い小泉首相の政治リーダーシップを支える政策過程とは?数多くの政策担当者へのインタビューなどで得た証言をもとに官邸主導外交の全貌を浮き彫りにし、その可能性を探る。
目次
第1章 官邸主導体制の確立(実質的な副首相となった官房長官;「陰の総理」官房副長官 ほか)
第2章 テロ対策特措法と有事関連法―小泉政権における官邸主導外交(テロ対策特措法;有事関連法)
第3章 イラク特措法と自衛隊派遣(湾岸戦争、イラクの査察拒否;ブッシュ政権と強硬派の登場 ほか)
第4章 官邸外交のルーツ(中曽根の目指した「大統領的首相」;中曽根による官邸充実 ほか)
終章 官邸主導外交をどう考えるか(米国からの教訓;官邸外交の落とし穴 ほか)
著者等紹介
信田智人[シノダトモヒト]
1960年京都府生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学国際関係学博士号取得。エドワード・ケネディ上院議員事務所外交政策室研修生、ジョンズ・ホプキンス大学ライシャワーセンター東京代表、木村太郎ワシントン事務所代表などを経て、現在国際大学助教授
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