内容説明
棋界内外での幅広い活躍、無類の人気と多才ぶりを誇る東西「2人のクニオ」の初の対談録。勝負の世界の今昔、希代の棋士たちの盤外戦術から、互いの人生観、モテ方のコツまでを縦横無尽に語り合う。才能と努力・運の関係、「勝負に辛い」先輩棋士の思い出、ファンを魅了した各対局の裏話、「大器」の見分け方、60歳を越えてどう生きるか、将棋の普及と棋界の展望…独特のユーモアと「勝負師」としての素顔がのぞく、吟醸のエピソードが満載。
目次
1 ふたりのクニオ
2 師匠として、弟子として
3 愛すべき棋士たち
4 棋界あれこれ
5 同じ空気を持つ者たち
6 勝負師の引退
著者等紹介
内藤国雄[ナイトウクニオ]
1939年、兵庫県神戸市生まれ。藤内金吾八段門下。58年四段。69年度、第15期棋聖戦で初タイトル獲得。盤上に飛車角が飛び交う大胆な「空中戦」を駆使して、タイトルを奪取するなど「革命児」として活躍。その華麗な攻めから「自在流」と呼ばれる。74年には、「A級在位」と「公式タイトル3期獲得」で九段、という新規定下の第1号として、九段昇段。タイトル獲得4期。棋戦優勝13回。2000年、通算千勝を達成し、兵庫県「誉」賞を受賞。また、大ヒット曲「おゆき」など歌手としても知られる
米長邦雄[ヨネナガクニオ]
1943年、山梨県増穂町生まれ。佐瀬勇次名誉九段門下。63年四段。73年度、第22期棋聖戦で初タイトル獲得。洒脱な人柄から「さわやか流」、相手の攻めをかわし、局面を複雑化させてねじ伏せる棋風から「泥沼流」と称される。84年度には十段、棋聖、王将、棋王の四冠を達成。85年、永世棋聖の称号を受ける。93年、49歳11ヶ月の史上最高齢で名人位に就く。94年、通算千勝達成。2003年に現役を引退。タイトル獲得19期。棋戦優勝16回。99年より東京都教育委員に就任。2003年、紫綬褒章受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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