内容説明
「地球の大きさは、いったいどうやって測るのだろう?」「世界一高い山はエベレストではないの?」「月がだんだん地球から遠ざかっているってホント?」…私たちの棲む地球には、たくさんの不思議がある。大地はじっとしていて動かないように見えるけれど、じつは長い時間をかけて少しずつ変化している。ハワイが年に数センチ、日本に近づいている。一説によれば、地球が生まれたばかりのころ、赤道の重力はいまより5%小さく、1日の長さは6時間ほどだった。GPSのような宇宙からの観測技術は、地球について多くの新しい知見をもたらした。大地の姿を精密に調べる測地学。研究者たちが最新の研究成果を交え、地球の真実に迫る50のQ&A。
目次
そもそも「測地学」ってなんでしょうか?
地球が丸いってほんとうですか?
地球の大きさはどうやって測ったのですか?
メートル法のそもそも
地球はつぶれている?!
縦長?横長?
世界一、高い山は…
2点を結ぶ最短路線は?
船が山に上る?
海面の凹凸はなぜできる?〔ほか〕
著者等紹介
大久保修平[オオクボシュウヘイ]
1954年大分県生まれ。東京大学理学部地球物理学科卒業。理学博士(東京大学)。専門は地球重力論。東京大学助手、ドイツ・ダルムシュタット工科大学研究員(フンボルト財団フェロー)、東京大学助教授を経て、1997年より東京大学教授(地震研究所)。2004年地震研究所副所長。1991年国際測地学協会ボンフォード賞。1993年第1回日本測地学会賞坪井賞。1997年井上科学財団井上学術賞。国際測地学協会フェロー
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