朝日選書<br> 異文化受容のパラドックス

朝日選書
異文化受容のパラドックス

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022596642
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0336

内容説明

「閉ざされた社会」・「開かれた文化」の謎を分析する社会心理学の収穫。

目次

序章 「閉ざされた社会」が持つ「開かれた文化」の謎
第1章 広告に映しだされる西洋世界
第2章 身体美意識の白人化
第3章 遠・近の弁証法
第4章 「進歩」のイデオロギー
第5章 「名誉白人」症候群
第6章 「名誉白人」の力学
第7章 少数派の「力」
第8章 「異物」の変身と受容
第9章 日本文化の「免疫システム」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

livre_film2020

41
なぜ日本は新たな文化を簡単に受け入れ、忘れ去るのか。または、なぜ海外からの輸入品がガラケーや仏教、平仮名のような特殊な変容を遂げるのか。これらは日本に「新たな考えを周辺に置き、核には触れさせない」という免疫システムがあるからだという。確かに、冠婚葬祭の結婚式は西洋式が多いが、お葬式を西洋式にやるところは少ない。厳かな死は先祖代々連綿と受け継がれる死生観によって形作られており、簡単に他人に触れさせない日本人の核だからだろうか。日本文化はしなやかという言葉がぴったりだなと思った。2022/05/19

デューク

3
「日本は「閉ざされた社会」であり「開かれた社会」。日本の異文化受容を説明できるかどうかは、このパラドックスを解明できるかどうか」。そう語る筆者による、日本社会の異文化受容の仕組みについて。 日本は独自の文化を持ちながら、外来の文化を取り入れ、それを自家薬籠中の物にしてきた。独自文化の保持と、異文化の受容。この一見相反する要素を、日本社会はどのように両立させてきたのか。筆者はこれを免疫システムに例えて説明する。20年以上前に書かれたとは思えないほど、筆者の論考は今でも輝きを失わない。おすすめ2018/08/20

ゾウ

3
日本が、欧米から受けている影響を主題にして、なぜそうなったかの経緯や理由が述べられている。劣等感や同一化による抵抗、無意識化での影響の受け方等、他のことにも影響を与えていそうな人間の心の動きがすごく興味深かった。あまり興味のある分野でもなかったので考えながら読むことができなかったのだが、この本の論理的な文章のおかげですらすらと読めた。2013/07/21

たろーたん

1
「日本は閉じているがゆえに開いている」というパラドックス。自分たちの価値観が閉じているため、逆説的に宗教でも文化でも輸入しやすい。例えば、葬式は決して変えることはないが、結婚式は午前は教会で午後は和式みたいな外国人からしたら「は?」と言われても仕方ないようなことをやったりする。また、江戸時代にキリスト教などを喜んで受容するものの今の日本のキリスト教人口割合は約1%であり、韓国(27%)や中国(5%)と比べると根付いているとは言えない。吸収されやすいがゆえに根付かないといういのは面白いと思った。(続)2025/11/08

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