朝日選書
負けてたまるか!―青色発光ダイオード開発者の言い分 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022590008
  • NDC分類 504
  • Cコード C0340

内容説明

ノーベル物理学賞2014受賞!不可能を可能にした、反骨の研究人生。

目次

第1章 子どもたちにとってなにが最も大切なのか
第2章 新しい価値観が日本を変える
第3章 私はこうして青色発光ダイオードを発明した
第4章 技術とはいったいなにか
第5章 組織の中で
第6章 好きなことだけやればいい
第7章 いわゆる「中村裁判」について

著者等紹介

中村修二[ナカムラシュウジ]
1954年、愛媛県生まれ。徳島大学工学部電子工学科、同大学院修士課程修了。1979年、日亜化学工業入社。1993年、20世紀中には、不可能と言われた青色発光ダイオードを独力で開発、実用化に成功。その業績に対して仁科記念賞、朝日賞、ベンジャミン・フランクリン・メダル、武田賞などを贈られる。1999年、日亜化学を退社、2000年、カリフォルニア大学サンタバーバラ校工学部教授。2014年、ノーベル物理学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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それいゆ

75
裁判の判決文に「貧弱な研究環境の下で、個人的能力と独創的な発想により、世界的な発明をなしとげたという、全く稀有な事例である」とあります。中村さんは日亜化学の研究員として、会社からも期待されていて、潤沢な研究費を使って青色LEDを発明したと思っていましたが、そうではなく、ほぼ個人の力だったことを知り、退社して大学教授になったことに改めて納得しました。裁判の過程をもっと知りたかったのですが、自伝の部分が多かったので、別の本も読んでみます。この本は夢に向かって努力する中・高生に最適な内容かなと思います。2014/11/27

Kent Kaseda

8
企業の研究職に就くにあたって、参考になる点が多かった。個人の発明に対して相応の報酬が得られるよう、会社側は制度を設ける一方、研究者は実験を徹底的に記録する必要がある。地方の大学から、小規模の企業に入社し、数兆円クラスの発明およびノーベル賞受賞に至った筆者には、敬服せざるを得ないと同時に一研究者として非常に励まされた。2017/06/11

Kiyoshi Utsugi

2
中村修二先生の「負けてたまるか! 青色発光ダイオード開発者の言い分」を読了しました。 日亜化学工業を辞めて米国のUCSBの教授になられてから4年経った2004年に出版されたものです。 佐多岬半島にある大久という町で生まれて、小学校2年生から高校卒業するまでは大洲で暮らし、その後徳島大学の学部、大学院を経て、阿南市にある日亜化学工業に就職して、米国に移住されてます。 その間のことがかなり詳しく書かれており、自然豊かなところで育ったことが、中村先生の根幹となっていたというのがよく分かります。2019/08/02

takao

1
ふむ2021/07/22

やまちゃん

1
一流大学一流企業の研究員でも成し得なかったことをなぜ田舎の大学、企業の研究員が成し得たのか。それは、彼の「特技」、人並み以上に考え続けることのできる優れた集中力にあった。ノーベル賞として認められた彼の世紀の発明は意外と身近な周囲にいたおじさんの快挙であったことに、勤勉な日本人の裾野の広さを感じた。2014/11/04

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