出版社内容情報
令和になっても愛されつづける長谷川町子の世界。長年にわたって読者から復刊を望む声が多かった、昭和21(1946)年から刊行されたオリジナル版の『サザエさん』(全68巻)がついに刊行。新たに新聞掲載日と注釈が付き世代を超えて楽しめます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
12
「サザエさん」第23巻。昭和31年掲載分。波平の放ったゴルフボールを咥えて飛んでいくカラス、落としたボールがカップイン。雛飾りばかりを誉める波平。せっかくドレスアップしたのに誉められないワカメが泣いてしまう。等のお話が収録。2021/05/27
スローリーダー
2
日常生活を描いている中に、時々世相や時事問題が入ってくる。それらは新聞掲載時は正に〈今〉のことであり、単行本刊行時も比較的昨今の話題だった。それを2023年の今は昔の時代漫画のように読んでいる。上皇陛下が皇太子の頃、美智子様と御成婚する前の話題(P.42)、タバコ屋に赤電話すら置いていなかった頃の公衆電話(P.72)、映画「三丁目の夕日」を彷彿とさせる場面(P.37)など、いつまでも読み継がれて行くからこそ、徐々に歴史的な読み物に変容していくのだなあと思った。2023/05/02
白山手賀
0
定番を読んでいく。2024/04/15