よみがえる白鳳の美―国宝薬師寺東塔解体大修理全記録

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よみがえる白鳳の美―国宝薬師寺東塔解体大修理全記録

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784022587060
  • NDC分類 521.81
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「凍れる音楽」と讃えられ、創建以来の優美な姿を保つ薬師寺東塔。全解体し、再組み立てを行う大修理が2020年に完遂。文化財保存関係者、建築史、年代学、美術史、考古学、歴史材料科学等の研究者らが貴重な知見をわかりやすく解く。

内容説明

たび重なる災害、戦乱にも失われることなく、創建以来の優美な姿が伝えられてきた、国宝薬師寺東塔。十二年に及ぶ大修理事業が企図され、全解体、再組み立てがこのたび完遂し、建築当初の姿を取り戻した。建築史、年代学、美術史、考古学、歴史材料学、伝統建築保存に携わる専門家らが解体修理の過程で見出した、貴重な知見をわかりやすく説く。

目次

白鳳の御代から衆人に見守られてきた薬師寺東塔(薬師寺管主・加藤朝胤)
第1章 一三〇〇年の歩みと今
第2章 解体修理の目指したもの(鈴木嘉吉)
第3章 平成の匠の挑戦
第4章 東塔の構造解析と構造補強
第5章 写真構成 解体から再組み立てまで
第6章 年輪が明かした薬師寺東塔の建立年代(星野安治)
第7章 初重に残る宝相華文の復原(池田藍子)
第8章 基壇の発掘調査―限界だった古代の基礎工事(青木敬;米川裕治)
第9章 国宝薬師寺東塔の水煙・相輪の調査と復元(村上隆)
コラム・インタビュー 河村隆一さん 薬師寺東塔修理に寄せる期待

著者等紹介

加藤朝胤[カトウチョウイン]
1949年愛知県生まれ。法相宗大本山薬師寺管主。龍谷大学文学部特別講師などを務めるほか、NHK『こころの時代』など、TV・ラジオでも活躍。各地で講演会や辻説法も開催

鈴木嘉吉[スズキカキチ]
1928年東京都生まれ。奈良文化財研究所名誉所員。専門は日本建築史。1952年東京大学工学部建築学科卒業。工学博士(東京大学)。奈良国立文化財研究所建造物研究室長、同平城宮跡発掘調査部長、文化庁文化財保護部建造物課長、同文化財鑑査官、奈良国立文化財研究所長を歴任。日本建築学会大賞受賞

星野安治[ホシノヤスハル]
1976年千葉県生まれ。国立文化財機構奈良文化財研究所年代学研究室長。専門は文化財科学、年輪年代学。2007年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)

池田藍子[イケダアイコ]
1987年大阪府生まれ。奈良県文化財保存事務所員。専門は文化財(絵画)記録保存。2011年、奈良教育大学大学院修了(教育学修士)

青木敬[アオキタカシ]
1975年東京都生まれ。國學院大學文学部教授。専門は日本考古学。2003年、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(歴史学)。鎌倉市教育委員会技術吏員(学芸員)、奈良文化財研究所主任研究員などを経て現職

米川裕治[ヨネカワユウジ]
奈良県立橿原考古学研究所指導研究員。専門は日本考古学

村上隆[ムラカミリュウ]
高岡市美術館館長・光産業創成大学客員教授。専門は歴史材料科学、文化財学、博物館学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紫草

8
1300年前に建てられ、その後の災害や戦乱でも失われることなく建ち続けている薬師寺の東塔。その東塔の初めての全解体修理の記録。全部解体して組み立て直したのは初めてだけれど、修理は中世から昭和まで何度も行われている。技術や知識が今より未熟だった頃の修理は今から見ると「あ〜それはやって欲しくなかった〜」みたいなこともあったと思うんだけど、でもどの時代の人たちもこの塔を守るためにその時にできる最高のことを一生懸命やって、それで1300年保たれて来たんだなあと思うと胸が熱くなります。よくぞ残してくれたと思う。2023/11/29

めぐみこ

4
この手のドキュメンタリー番組見るのが好き。でも文章メインだと理解しきれなくて悔しい。古代からの大工道具と、レーザーや電動式など現代の大工道具とが平行して使われる様子は、まさにハイブリッド。水煙の復元作業で、あえて錆させたり雨ざらしにして古びた風に作るのが面白かったし、なるほどと思った。2021/05/23

skr-shower

2
寺社の解体修理の現場を見学してもここまで詳しくは説明してくれない。すごい現場です。2021/05/19

kaz

1
発展した科学技術を用いながらできる現代は良いが、昔の人はどうやって保存してきたのだろう。そちらの方が気になってしまった。図書館の内容紹介は『12年に及ぶ大修理事業が完遂し、建築当初の姿を取り戻した国宝薬師寺東塔。建築史、年代学、美術史、考古学、歴史材料学、伝統建築保存に携わる専門家らが解体修理の過程で見出した、貴重な知見をわかりやすく説く』。 2021/07/15

takao

1
ふむ2021/05/16

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