出版社内容情報
クリントン前大統領が自ら筆を取り、書き上げた回想録
戦後のアメリカ大統領として一、二を争う政治手腕の持ち主と評価されるビル・クリントン前大統領が自ら筆を取り、豊かで陰影に富んだ描写で書き上げた回想録。まさにアメリカンドリームを体現したというしかないその人生と、保守派の激しい攻撃にさらされながら政治・経済両面で輝かしい業績をあげた大統領時代の実体験を、具体的かつ詳細に描いている。失敗や苦悩の場面を避けることなく、公人の回顧録としては異例の率直さで叙述されている点も、人間クリントンの魅力を伝える本書の特質である。史上最高の執筆契約金が支払われ、米国内の政治関連本としては前例のない初版150万部で6月22日に刊行された。全米出版界を席巻する近年最大の話題作。
出生直前に実父が自動車事故死、継父は酒乱という恵まれない家庭に生まれながら、アメリカ大統領という頂点まで昇りつめ、奇跡と呼ばれた前半生が描かれる。
●ジョン・F・ケネディとの出会いを経て、政治家として生きることを決意。
●南部の街で暮らす間に、直接肌で接した公民権運動。キング牧師への敬意。
●オックスフォード大学留学。反戦運動との関わりと、徴兵逃れ疑惑。
●イェール大学でヒラリーとの出会い。
●知事に3回当選後、大統領選に出馬を決意。
●大方の予想を裏切り、現職のブッシュ(父)大統領を破って46歳の若さで当選。