米朝・上岡が語る昭和上方漫才

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米朝・上岡が語る昭和上方漫才

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  • サイズ B6判/ページ数 353,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022575227
  • NDC分類 779.14
  • Cコード C0076

目次

第1部 米朝・上岡が観た上方漫才史(漫才との出会い;幕内としての漫才考;戎橋松竹・歌舞伎地下演芸場・京洛劇場 ほか)
第2部 夢路いとし・喜味こいしさんを巡る上方漫才史(入門・荒川芳博・芳坊時代;京都新京極・富貴専属時代;奇術師の失敗談 ほか)
中田ダイマル・ラケット小論―編集後記にかえて(ダイマル・ラケット略歴;ことばの探偵;ダイラケサウンド覚え書き ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

53
米朝さんと上岡さんの素晴らしい対談。東京育ちの私には、初めて目にする名前もありますが、それでも十分に楽しめる内容です。広く演芸も語っていて、山下達郎さんを浪曲と言って、本人にも確認されているエピソードはとっても面白い。広く造詣の深い方々が、次々に鬼籍に入ってしまうのはとても寂しいですね。2023/06/30

浅香山三郎

15
『話芸の達人』からの流れ。戸田学氏企画・構成による本である。桂米朝・上岡龍太郎の両人は、楽屋の内側から漫才の人びとの藝と人とを熟知し、また冷静な観察者としても一流である。さらに、いとし・こいしのおふたりを加へた座談では両師の半生を振り返り乍ら京阪の多様な寄席の思ひ出にも話が及ぶ。かうした既に失はれた場所や後継者のいない藝の記憶は、何かのきつかけを作らねば、中々記録に残らない。さういふ意味で、演藝史の「オーラル・ヒストリー」としても貴重である。2019/10/20

tama

9
図書館本 桂米朝検索だがメインは上岡龍太郎の饒舌。漫画が沢山所蔵されてる図書館にあるせいか、新品同様。大阪の浪曲師がやると水戸黄門が大阪弁になる。昭和20年代に淡路島でしゃべくり漫才やったら受けず、三曲漫才が大受け。ラジオもテレビもなかったんだろうなあ。テレビで一度やったネタをやると「テレビで見た」と言われるから使えなくなった。ラジオ時代には行けなくなった漫才コンビの代わりに他のコンビが自分たちのコンビ名を出さず、行けなくなったコンビ名で出た。誰も気づかない。今はコントだが長続きするのかな?芸の使い捨てか2022/05/05

tsukamg

3
桂米朝と上岡龍太郎による、昔の上方漫才師を色々思い出す対談の活字化。芸能史の貴重な資料となるべき本だが、初めからそれが狙いで企画されたようだ。後半にいとしこいしが加わる。こいし師匠の方がたくさん喋っている。巻末になぜか、加納健男氏による「ダイマル・ラケット小論」が採録されている。ダイラケについて書かれた文章は少ないので、これも貴重。2023/01/06

hibimoriSitaro

2
再読。2000年7月初版の8月2刷。米朝師匠と上岡龍太郎さん(漫画トリオ)の対談と,いとこい師匠が加わった四人の座談会とで300頁,巻末に漫才作家加納健男さんのダイラケ漫才評,更に芸人索引が附く。ほとんど隔頁で芸人芸館の写真が載っており,それらがみな鮮明なことに驚く。MANZAIブーム以前の芸人の逸話が主軸だからさすがにピンと来ないものがあり,師匠連に伍して語れる上岡に素直に感心する。こんな本を買って読もうかちう読者に遠慮は要らんわな。ベテラン漫才師を「師匠」「先生」どう呼び分けるかの話にふふっとなった。2021/09/07

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