内容説明
デンバーで革命の一報を聞く孫文、遵義会議の毛沢東、退廃の上海で愛に迷う女優阮玲玉、赤いコーリャン畑の村から生まれた新しい文学の旗手莫言。20世紀、世界を震撼した革命、戦争、政治と文学、その担い手たちのあの日。
目次
1902・ジャーナリズムを変革の武器として―梁啓超
1907・国粋主義とインターナショナリズム―章炳麟
1908・「文学」は「国民国家」を創る―魯迅
1911・デンバーにて辛亥革命の報に接す―孫文
1911・中国は共和国をめざす―内藤湖南
1915・アメリカの恋、中華民国の建設―胡適
1919・傾家興学の華僑―陳嘉庚
1920・植民地台湾における平等と友愛をめぐる対話―林献堂
1923・砂漠のように寂しい北京―ワシーリイ・エロシェンコ
1924・恋愛サロンの文芸20年代、北京・新月社―徐志摩〔ほか〕