内容説明
90年代とは、いかなる時代だったのか?徹底化されたポストモダンに対峙しながら、複数のモードを越えて、真に思考することの意味を問う。デビューから現在に至る論考の軌跡。
目次
棲み分ける批評(1999)
郵便的不安たち―『存在論的、郵便的』からより遠くへ(1998/1999)
ソルジェニーツィン試論―確率の手触り(1991/1993)
写生文的認識と恋愛(1993/1994)
精神分析の世紀、情報機械の世紀―ベンヤミンから「無意識機械」へ(1996)
庵野秀明は、いかにして80年代日本アニメを終わらせたか(1996)
アニメ的なもの、アニメ的でないもの(1996)
『エヴァ』にはまるのはなぜ?(1996)
オタクから遠く離れて(1997)
文芸時評(1996‐1997/1997)〔ほか〕