宮崎勤裁判〈下〉

宮崎勤裁判〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022571991
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

7年間の論争に判決くだる!人格障害vs.多重人格vs.精神分裂病。内面世界を巡ってくりひろげられる空前の法廷論争、無心にお絵描きを続ける被告人―そして死刑の求刑。7年間で38回、全公判を傍聴しつづけた著者による巨編、全3巻完結。

目次

「精神分裂病」
小さな法廷へ
無意識否認
捜査段階の証言
おやつの時間
被告人の涙
再登場した証人
犯行時にさかのぼる
多重人格と分裂病
最後の質問
死刑求刑
最終弁論
死刑判決
閉ざされた世界へ―あとがきに代えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジャズクラ本

12
◎下巻は第二十六回公判から第三十八回公判の死刑判決言い渡しまで。取り調べ時の概ね整合性の取れた供述から一転、公判では支離滅裂な証言を繰り返した被告だが、この本のずっと後に刊行された「肉声」では大峯警部補に語った内容が疑いのないものであり宮崎の素顔を垣間見せた唯一のものであることがわかる。逮捕から公判に進むにつれ死刑が現実のものとして感じられるようになると詐病を演じて極刑を免れようとしたというのが真相かと思うが、被害者の無念はもとより、浅薄卑賤な方法で逃避しつづけることしか出来なかった宮崎があまりに哀しい。2020/09/07

松宇正一

0
★★2010/05/19

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