スケッチ集『街道をゆく』

安野 光雅【著】

朝日新聞出版（1997/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 95p／高さ 22X26cm
• 商品コード 9784022571908
• NDC分類 726.5
• Cコード C0071

内容説明

ＮＨＫテレビ放映。司馬遼太郎と見た風景。

目次

本郷界隈（樋口一葉の菊坂旧居跡；御茶ノ水駅；本駒込三丁目　ほか）
オホーツク街道（網走湖のワカサギ釣り；稚内の北防波堤；宗谷港　ほか）
北のまほろば（津軽海峡；六ヶ所村・尾駮；白糠　ほか）
三浦半島記（腰越より江ノ島を望む；鎌倉・佐助；円覚寺境内より　ほか）
濃尾参州記（名古屋城天守閣の入り口；建中寺；宮の渡し　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[風に吹かれて]

1997年刊。司馬遼太郎『街道をゆく』シリーズの取材に同行した「本郷界隈」「オホーツク街道」「ニューヨーク散歩」「台湾紀行」「北のまほろば」「三浦半島紀」「濃尾参州紀」の挿画を収録。1991年からの五年間に描いたもの。 　細かいところまでスッキリと描いてある。だからといって濃厚に描きこんでいるのではない。必要なものを必要なだけ描いてある。だから、見飽きない。 　細かく観察することと広く全体を観察することで描き得るものだと思う。 　いつか、きっと、司馬遼太郎『街道をゆく』も読みたい。

2020/06/14

[クラムボン]

安野さんは『本郷界隈』から挿絵を担当しています。司馬さんとの出会いの場面が本編に有ったと思ったが、見つからない。私の勘違いだったかも。そこで『週刊街道をゆく』の本郷界隈の号を覗いたら、その時の話が載っていた。やはり初対面だった。「司馬さんの思索の運びと、絵が連動するのは無理なので、司馬さんの足跡を先回りしたり、追っかけたり…」と記している。同行していないようだ。団子坂、無縁坂、菊坂、新坂(福山坂)、傘谷坂　台地に大小の谷が刻まれた坂の町だけに、そこは丹念にスケッチしている。気合が入っていたのかな。

2021/05/29

[Haruka Fukuhara]

綺麗な絵本。

2017/07/10