街道をゆく 〈38〉

街道をゆく 〈38〉

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  • サイズ B6判/ページ数 514p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022566393
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0326

内容説明

流氷の寄せてくる海辺に足跡を残し、消えた狩猟民族…、グローバルな視点からその謎に迫り、発見者・研究者たちの真摯な情熱を感動的に描く。

目次

縄文の世
モヨロの海
札幌の三日
北天の古民族
韃靼の宴
遙かなる人々
アイヌ語学の先人たち
マンモスハンター
研究者たち
木霊のなかで
樺太からきた人々
宝としての辺境
花発けば
ウイルタの思想
コマイ
アイヌ語という川
遠い先祖たち
チャシ
貝同士の会話
雪のなかで
声問橋
宗谷
泉靖一
林蔵と伝十郎
大岬
大海難
黄金の川
佐藤隆広係長
紋別まで
森の中の村
小清水で
町中のアザラシ
斜里町
斜里の丘
流氷
旅の終わり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランラン

5
本州で農耕民が地域社会を広げていく中で採集民がそれをきらい、採取生活を持続するために辺境へいく。縄文人が東北から北海道にゆき続縄文といわれる文化を作る。オホーツク沿岸はそうしたアイヌ人以前にオホーツク人が文化をつくっていた。壮大な歴史の歩みを司馬さんは楽しんでいる様子がうかがわれる。2016/12/17

くれの

3
この夏の旅の予習にと思い読了し、我が血脈にも勇猛な彼らオホーツク人の遺伝子が受け継がれているであろうと武者震いがしました。古から多くの文化を育んだモヨロをはじめ豊かな大地を存分に楽しめる一冊になりそうです。2014/07/25

とおる

2
オホーツク沿岸の情景が浮かぶ。行ってみたくなった。出てくる本も読みたくなった。司馬さんの本を読むと、出てくる本も読みたくなるので、積ん読本がどんどん増えるのが悩み。2019/10/06

お気楽になりたいお気楽さん

2
本の前半は網走周辺での秋の旅、後半は稚内からオホーツク沿岸を知床峠まで南下する冬の旅で構成される。前半のオホーツク人(モヨロ人)、ウイルタ、アイヌなどの人々の歴史に関する話が興味深い。また、モヨロ貝塚の発見、調査で活躍された米村さんが「オレは幸せだったなあ」と繰り返し呟いて亡くなられたという話は羨ましくもある。☆☆☆☆2019/09/03

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