感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
4
アニメーションに進出してからの半生が本書の範囲です。特に手塚プロ期のアニメーションに虫プロ期よりも多くの紙幅が割かれ。『火の鳥2772』や24時間テレビがしっかり触れられているのがうれしい限りです。また、読み進むにつれ、前巻にあった部分だけ自身が描くとか、有名なセルフファックスのように、分業を前提にしたマンガ制作を完成させていく流れと、分業を前提にするはずのアニメ制作への過剰な介入が交わるように見えるのがとても興味深く、手塚さんの中で”本妻”と”愛人”にどれだけの差があったのかに関心が掻き立てられました。2018/11/30
みのにゃー
3
処分前の再読。昭和35年富士見台にスタジオ兼住居を建てたところから、亡くなるまで。超人的な仕事ぶりがうかがえる。2020/05/01
津島澪
0
NHKの番組で、「アイデアはバーゲンセールするほどある」とおっしゃっていたのがすごく印象的で、ずっと憶えていたけれど……。そのアイデア、全部天国に持って行ってしまわれたんだな……と、改めて思った。2018/09/25