出版社内容情報
創作日記・年譜
病いのなかから作家を志し、名作『櫂』で太宰治賞に輝き、いま、数々の長編を渾身の筆に描いて華ひらく宮尾文学。美しく、激しく、そして哀しい女の生涯を描き切る、色鮮やかな文学世界を集成した、初の愛蔵版全集。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほっそ
5
先生の日記です。苦労して作家になったことは知っていましたけど、日記を読むことに私、ためらいがありました。読んでいて苦しかったです。 2011/11/19
みんにゃりん
4
長かった〜!やっとやっと終わった。宮尾登美子の日記。昭和41年借金で追い詰められ夜逃げするちょっと前〜昭和54年の直木賞受賞後辺りまで。プラス、『仁淀川』で結核宣告された頃(昭和22年〜昭和28年の日記を公開。お金が無いと言いながら止められぬ贅沢と時々出てくる自殺願望と。読んでると憂鬱になりなかなか読み進められず、そのまま返却することも考えたけど、ハマると癖になり抜けられないという妙。2014/01/03