出版社内容情報
自選文学エッセー
病いのなかから作家を志し、名作『櫂』で太宰治賞に輝き、いま、数々の長編を渾身の筆に描いて華ひらく宮尾文学。美しく、激しく、そして哀しい女の生涯を描き切る、色鮮やかな文学世界を集成した、初の愛蔵版全集。
内容説明
文壇にデビューして二十年。この間に書かれた全エッセイから九十一篇を厳選し編集。著者の日々の暮しと文学への姿勢が浮び上る待望の一巻。
目次
四季折々
土佐を恋う
温故知新
母のこと、家族のこと
着物について
女の生き方
食べものについて
芸について、職人のこと
自作のこと
私ごと
文学のこと
ある出会い
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんにゃりん
2
はぁー。濃かった。最後の100ページ読むのに5時間かかりました。orz すでに読み終えた私小説4作品他を補完され、その後を垣間見、もっともっと宮尾登美子という人の作品に浸りたくなった。全集、いつか古本で集められたらいいな。1冊5000円overで15冊は買えないの。2013/12/21
みーちゃん
1
過去の作品に関するエッセイ。 実話と小説のシンクロが興味深い2010/05/16
yoyogi kazuo
0
「ワナビは読んで泣け」(小谷野敦)との言葉通りの、作家として認められるまでの苦闘が日記から伝わってくる。あの宮尾登美子ですらこれだけ苦労したのだから、作家になることは本当に大変な事なのだ。2023/08/24
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