宮尾登美子全集〈第1巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 394p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784022564382
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報



病いのなかから作家を志し、名作『櫂』で太宰治賞に輝き、いま、数々の長編を渾身の筆に描いて華ひらく宮尾文学。美しく、激しく、そして哀しい女の生涯を描き切る、色鮮やかな文学世界を集成した、初の愛蔵版全集。

内容説明

「芸妓紹介業」を生業とする富田岩伍に15歳で嫁いだ喜和。昭和初期の土佐高知を舞台に父と母の愛の葛藤を描き、新しい長篇小説作家の誕生を告げた記念碑的作品。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千頼

1
【櫂】の全集。読み応えあった。まず高知が好きで、その地名や方言が出てくることが嬉しい。そんな高知でもこんなにもむごい。貧困にあえぐとか寒さに震えるとかではなく、ヒトではなく人として生きていくことへのむごさ。現代では「ありえない」で片付けられてしまいそうなことをじっと耐えて耐えていたのは日本列島みんな同じだったのか。時代と言われたらそれまでだが、もう少し喜和が考えていることを言葉にできていたら何かが違ったのかもしれないとも思った。続編あるようなので、春燈→朱夏と読もう。【図書館本】2023/10/24

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