内容説明
ニューヨークの名門美術館で日本人初の特別研修員となった著者が目のあたりにしたのは、小切手と乾杯のグラスが行き交う豪華絢爛たる世界だった。国からの援助を嫌い、企業と個人からの資金で支えられるアメリカ文化の実情をいきいきと描く。
目次
ニューヨークの美術館で(ニューヨークの美術館に潜り込む;美術館をめざす若者たち;美術館の舞台裏;文化には「金」がかかる)
企業が支えるアメリカ文化(美術館の収支;文化助成の歴史;ビジネス・コミティという組織;企業依存型助成のマイナス;国家の干渉を嫌う伝統)
アメリカと日本(アメリカ人の発想の根底にあるもの;これからの日本人が考えるべきこと)