出版社内容情報
劇団主宰、俳優、作家と縦横無人に活躍する著者による、最悪と転落と悪意を行き来するめくるめく刺激的な11篇。「ふつう」でないことはどういうことか、面白とは何なのかを考えてきたからこそ生み出せた唯一無二の短編集。
【目次】
内容説明
すべてに共通するテーマは「不幸」。なのになぜか笑える。嫌な現実は、小説の中に閉じ込めろ!こんな今だからこそ読むべき11篇。昔のありえない撮影手法を饒舌に語る、忘れ去られた昭和の映画監督、幽霊となった夫の目の前で浮気相手と絡み合う妻、定年を迎えた翌日、撮り鉄を妨害するために駅へ向かう男、普通を絵に描いたような顔ゆえにエキストラとして重宝されている男…。人間のどうしようもない「業」を、舞台、小説、映画で描き続けた著者によるムナクソ悪いが、読み終えるとなぜか爽快な短編集。
著者等紹介
松尾スズキ[マツオスズキ]
作家、演出家、俳優。1988年大人計画を旗揚げ。97年「ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~」で第四十一回岸田國士戯曲賞、2008年映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で第三十一回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、19年「命、ギガ長ス」で第七十一回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、26年「クワイエットルームにようこそ The Musical」「アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―」で第五十一回菊田一夫演劇賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
149
松尾 スズキ、3作目です。本書は、バラエティに富んだブラックユーモア&エロスの短編集、オススメは、「ただの素人のあかんぼう」&「明智光秀」&「ものまねのある風景」です。 https://publications.asahi.com/product/26062.html 2026/09/19
夜明けのランナー
9
松尾スズキワールド炸裂と言ってしまうとそれまでかもしれない。現実から逃避したいとき、誰かを皮肉りたいとき、憂鬱な時に読むと良いかもしれない。決して幸せなときに読んではいけない気がしました。2026/08/26
aki.com
6
「不幸」をテーマにした11編の短編小説。世にも奇妙な物語風でシュールな作品も多い。しかし「約束」、「オランダ人たち」この2編はストレートに痛快で面白かった。時間がある方は是非手に取って欲しい一冊。2026/08/12
ワンオアエイト
5
シュールな感じ どの話も情景が浮かんでくる。 心理描写を細かく描くより、展開の力で物語に引き込まれていく。 個人的に良かったのは、 ものまね、ガキあたりかな。 2026/08/08
はのはん
3
センスを感じます。読みやすくてよいです。2026/09/16




