丸かじりシリーズ<br> アンコの丸かじり

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丸かじりシリーズ
アンコの丸かじり

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022521385
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

★シリーズ累計116万部突破!大人気「丸かじりシリーズ」のフィナーレを飾る最新刊、第48弾『アンコの丸かじり』ついに登場!1988年刊『タコの丸かじり』から38年、週刊朝日の看板連載「あれも食いたいこれも食いたい」を経て朝日新聞be連載「まだまだ!あれも食いたいこれも食いたい」で繰り広げられた東海林ワールドがついに幕を閉じます。クスっと笑えて、ときに仄(ほの)見えるお色気にドキッとして……。B級グルメとビールを愛したショージ君が、最後にえらんだのは「アンコ」だった!祖父から母、母から娘、娘から子へ。三代にわたる「東海林ファン」の皆様、とくとご堪能ください!〈アンコというものは、どうも何かにもぐり込もうとする傾向がある。傾向というより、性癖? 饅頭の中にもぐり込んでいる。大福餅の中にもぐり込んでいる。最中の中にも、もちろんアンパンの中にももぐり込んでいる。どら焼きの場合は、あれはもぐるというより被るといったほうが正しいのかな?被ったのはいいが、慌てたらしくて被りものがちょっとずれたりしているものもある。キンツバの被りものは、なぜか薄物である。なぜ薄物を被っているのか。いわゆるシースルーということになるのだが、シースルーというものはカラダに自信のある人が、わざと薄物を着て、そこを通して自分のカラダを見せるという魂胆から生まれたものであるから、キンツバの魂胆もまた同様であると考えられる。(略)日本の国民で、「アンコが嫌い」 という人はいるだろうか。日本人はこぞってアンコが好き。日本人はこれまでそのことに気がつかなかったが、気がついてみれば「アンコは日本人のアイドル」なのであった。(略)日本人とアンコは、切っても切れない仲なのであった。アンコの特性としてもう一つ、「単独では世の中に出ていかない」 というのがある。大福餅は餅といっしょに食べる。鯛焼きは鯛といっしょに食べる。どら焼きはどらといっしょに食べる。常に誰かといっしょ。みんなと仲良くやっていこうという精神こそ、アイドルの本領。ただし、一回だけ、単独で世の中に出てくる場合がある。アンミツのときです。アンミツのときは何も身にまとわない。単身、裸体、全裸。アンミツの容器の中は色とりどり。寒天、赤えんどう、求肥、ミカン、サクランボなどの中に全裸のアンコを見つけると嬉しい。スプーンですくっていちばん最後に食べる。口の中いっぱいのアンコはおいしい。嬉しい〉(「コイ話(ばな)?アンコ話(ばな)?」より)〈最中(もなか)の弱点はその潰れやすさにもある。何かあればすぐに潰れる。 何かあればメシャと潰れる。それとズレ。何かあるとすぐに上の部分と下の部分がズレる。最中の上の部分と下の部分にズレがある最中をよく見かける。最中は何個か箱に詰められて取引されることが多いが、そのうちの何個かは、上にかぶせてあるフタが少しズレていることが多い。普通だと、そのズレは修正されるのだが、最中の場合は「そのズレはいっこうに構わぬ」という風潮がはびこっている。カツラの場合だったらズレは大騒ぎになるのだが、最中の世界では、なぜか是認されている。これは


【目次】

内容説明

追悼、東海林さだおさん。絶筆となったイラストを収めたオリジナルシリーズ最終巻。

目次

コイ話?アンコ話?
おでん、世界に進出する?
切り口には美がある?
ワカメの立ち位置
台所の音
野菜にも「野菜相談」を
納豆の糸は品がない?
春だ!団子だ!
怪しいボス、寒天
そんなにごはんは偉いのか
パフェは信じた道をいく
夏だ!西瓜だ!
成瀬は信じた道をいく
サンマに問う
サンマはいつも頭付き
哲学的なエッセー?
うどんの幸せを考える
ラーメンは処遇だらけ?
餃子とラー油の仲は?
カニカマは怯えているか〔ほか〕

著者等紹介

東海林さだお[ショウジサダオ]
1937年東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞、95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

toshi

10
お得意の、どうでもいいことをしつこく考察するエッセイ。 我が家では朝日新聞を購読しているので一回は読んだはずだけど、全く覚えていなかった。まあ、読んでるときは面白がっているけれど、覚えておくような内容じゃないから次の瞬間にはもう忘れてる。こうしてまとめて読むと、同じネタが何度も登場したりしているところも有ったりするけれど、良く毎週これだけのことを書いたと感心してしまう。最初の作品で、 日本の国民で、「アンコが嫌い」と言う人はいるだろうか。と書かれているけれど、ここに一人います!!2026/06/13

Urmnaf

5
掲載誌の休刊で連載が終了し、てっきり前巻で終了と思っていたら、続きを新聞紙面で書かれてたんですね。最近は(紙の)新聞を読まなくなったので、その事実を知らず。本書の出版でそのことを知り、驚きつつも続きがあったことがうれしく、ただそれが著者の訃報とセットだったのは寂しく。真の最終回となった今巻も、内容はこれまでと変わらずにどうでもいいことをつらつらと。まだまだ続きそうな。2026/06/22

スローリーダー

2
丸かじりシリーズ第48巻(最終巻)。2024年1月から2026年1月にかけて朝日新聞•週末別刷り「be」に連載されたコラム。今年4月に亡くなった著者の遺作。巻末のイラストとコメントは感慨深い。「週刊朝日」休刊で引っ越しを余儀なくされたコラムは流石に往年の勢いも無く長年のファンとしては痛々しささえ覚える。自分の文章を茶化し、リセットしたり、途中で破綻して方向転換したり。オチもなく問いかけや投げかけで終わったりと、焦燥し無理しているように見えてしまった。イラストにも老いが…。それでも生涯現役を貫いたのは凄い。2026/07/01

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