出版社内容情報
原発避難計画のずさんな実態が、5万件もの公文書から明らかになった。非公開会議の議事録では、実効性が担保されない計画に自治体から多くの疑念が指摘されていた。このまま再稼働に進んでいいのか。調査報道記者が隠された真実を暴く。
【目次】
目次
プロローグ―原発避難計画の虚構を暴く長い旅へ
第1章 隠された策定プロセス・上「議論を隠す会議のマトリョーシカ人形」
第2章 隠された策定プロセス・中「国と自治体による密室の攻防戦」
第3章 隠された策定プロセス・下「始めから虚構の避難計画」
第4章 安定ヨウ素剤―UPZで事前に配らない理由
第5章 避難退域時検査―迅速な避難を妨げる「ボトルネック」
第6章 本当にバスは来るのか?―被ばく限度1ミリシーベルトの“縛り”
第7章 甲状腺被ばく線量モニタリング―福島の失敗を乗り越えたのか?
第8章 避難計画によって拡大する「原発無法地帯」
エピローグ―常軌を逸した避難計画
対談 なぜインチキな原発政策が続くのか 広瀬弘忠×日野行介
著者等紹介
日野行介[ヒノコウスケ]
調査報道記者・作家。1975年生まれ。元毎日新聞記者。福島第一原発事故の被災者政策や原発再稼働の真相を調査報道で追及している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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