暦のしずく

個数:
電子版価格
¥2,400
  • 電子版あり

暦のしずく

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文はお受けできません。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 560p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022520623
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

宝暦八年、獄門を申し渡された講釈師・馬場文耕。長屋暮らしの文耕は、かつてなぜ刀を捨て、そして獄門に処されることになったのか? 謎に包まれた実在の人物、文耕の生涯を端正な文章と魅力的な登場人物で描き出す。沢木耕太郎、初にして堂々たる時代小説!


【目次】

内容説明

宝暦八年、日本の芸能史においてただ一人死刑に処せられた人物、その名は馬場文耕。かつて士分を捨て、貧乏長屋に住まい軍記物を講釈し―その生涯の殆どが謎に包まれた男を、豪胆な想像力と端正な文章で、誰をも魅了する主人公として鮮やかに描き出す。著者初の堂々たる長編時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

160
沢木 耕太郎は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者初の歴史小説、最期は獄門となった講釈師、馬場文耕の半生記、資料が少ないなか、見事に3D化しています。歴史エンタメとして充分楽しめました。 https://dot.asahi.com/articles/-/257219?page=12025/07/23

パトラッシュ

134
ノンフィクションの旗手が時代小説とは本を開くのが怖かったが、読んでみれば見事なエンタメとして成立している。馬場文耕の名は郡上一揆絡みで弾圧された講釈師とだけ聞いていたが、元武士である彼を田沼意次の若き日の旧友とする膝を打つ設定で社会の大きな渦に巻き込むドラマを成立させた。現代風に言えば日銭稼ぎのためデタラメ話を喋りまくっていたユーチューバーが、社会の矛盾に目覚めて権力を笠に着た連中を告発する物語か。意次や将軍家重をはじめ周囲の庶民までいい人ばかりなのは疑問だが、思いがけないラスト後の読後感は実に良かった。2025/07/19

どぶねずみ

23
講釈師、馬場文耕について。講釈を聴くというのは江戸時代の娯楽の一つ、今で言うと映画や寄せを見に行くような感覚なのか? 町民にとっては講釈師がやってくるのをとても楽しみにしていたようだ。話のネタは色々だが、特に風刺した話がウケたようで、それは今も変わらないと感じた。人気の講釈師の話も将軍をネタにした話はウケが良く、それを将軍様ご自身が聴くときにはどうなることやハラハラした。講釈も風刺があまりに強いと命取りになる。これが沢木さん初の時代小説とは思えないほど楽しませてもらった。2024/08/31

信兵衛

20
昔の軍記物「太平記」等々をただ講釈して糊口を凌いでいた文耕が、偶々のきっかけとはいえ、観客たちの関心を惹きつけていく講釈へと大きく変貌していくところが読み処です。お薦め!2025/07/29

そうたそ

11
★★★☆☆ 獄門を申し渡された講釈師・馬場文耕。判決記録程度しかほぼ記録の残っていない謎に包まれた人物の生涯を描き出す一作。著者らしい語り口からはじまる冒頭に個性を感じさせられる。ジャーナリズムの世界に生きてきた著者だからこそ描けるような人物、題材なのかもしれない。ほとんどがフィクションとは思えない、馬場文耕という人物の生涯に引き付けられるストーリーだった。ただ期待していた程には没頭できず。特に前半は平坦すぎて、読み進めるのがやや辛い。2025/08/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22676225
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品