出版社内容情報
「生きることはわかったような気がするんだけど、死ぬっていうのはどういう感じなのかな」谷川俊太郎さんは、亡くなる2週間前まで語ってくれました。「いきる」「はなす」「あいする」「きく」「つながる」「しぬ」とは?詩人が語った111の言葉を、書き残した44の作品と一緒に構成する「ことば+詩集」です。ぽつりとおかしく、ぽつりと鋭い、谷川さんが置いていった言葉たち。92歳でこの世を去るまで、新しい作品を生み出し続けた谷川さん。「答えのない人生」を生きた谷川俊太郎さんの宇宙が見えてきます。
【目次】
内容説明
生きることはわかったような気がするんだけど、死ぬっていうのはどういう感じなのかな。「答えのない人生」を生きた谷川さんの言葉+詩集。
目次
いきる いまは生きている意味もなくていいと思える
はなす 僕には自分の言いたいことはないんですよ
あいする 好きってやっぱり非常に肯定的な言葉ですよね
きく いい音楽には、自分がない そういう言葉を書けたらいいな
つながる 人間であることがいやなんですよ わざとらしいんですよ
しぬ 死ぬっていうのはどういう感じなのかな 死んでみないとわからないんだよね
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931(昭和6)年、東京生まれ。18歳のとき「文學界」に「ネロ他五篇」を発表。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行して注目を集める。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。作品は海外でも多数翻訳されたほか、全国各地での朗読、ライブ活動にも力を注ぎ、詩の裾野を大きく広げた。訳詩集『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、詩集『日々の地図』で読売文学賞、『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞など受賞多数。2024年11月13日、92歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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