飛燕

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飛燕

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022520326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

小舞藩で代々納戸頭を務めてきた高蔵家。当主亡きあと、長女の徳子は市中道場で師範代を務める藤十郎を婿に迎えて幸せな生活を送っていた。そんなある日、藤十郎が遊女と相対死にしたとの事実が告げられる。しかも、二人は昔からの馴染みで、徳子との祝言後も、その縁は続いており、子まで生しているという。信じられない思いに打ちひしがれる徳子だが、藤十郎の子である萩丸を自分の子として育て始める。一方で、次女のあぐりは、城内でも名の通った大店の主・紀野屋丈衛門に嫁ぐと言い出した。その言葉通り、母よりも年上の丈衛門に嫁いだあぐりは、商いを通じてさまざまな情報を耳にする。ある日、徳子はあぐりから、義兄は殺されたのではないかとの疑問を突き付けられる。しかも、彼の死には、何らかのかたちで丈衛門が関わっているらしい。やがて、丈衛門は、徳子に藤十郎の死の真相を語り始め……。藩を揺るがす事件に巻き込まれながらも、凛として生きる女性たちを描く時代小説。


【目次】

内容説明

小舞藩で代々納戸頭を務めてきた高蔵家。長女の徳子は、市中道場の師範代である藤十郎を婿に迎え幸せな生活を送っていた。しかしある日、彼が遊女と相対死したとの報がもたらされる。夫の背徳を受け入れられずにいた徳子だが、藩内の豪商に嫁いだ妹から、義兄は暗殺されたらしいと告げられ…。凜とした女性の覚悟を描く時代小説。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。91年『ほたる館物語』でデビュー。97年『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞、99年『バッテリー2』で第39回日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー1~6』で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。『バッテリー』は映画化、テレビドラマ化され、シリーズ累計1000万部の大ベストセラーとなる。11年『たまゆら』で第18回島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

182
小舞藩で代々納戸頭を務めてきた高蔵家の三姉妹。凛とした長女、勝ち気な次女、学問好きな三女。そんな女性たちの結婚話と思っていたら、長女の婿養子と遊女の相対死の真相が、藩による権力闘争に繋がっていく展開が面白い。政と商いとの程々の間合い、という言葉が大人だなぁ!2026/09/20

starbro

163
あさの あつこは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、三姉妹時代小説ミステリでした。 主人公の三姉妹は、皆異なる個性で、魅力的です。 https://publications.asahi.com/product/26061.html2026/09/08

いつでも母さん

133
小舞藩で代々納戸頭の高蔵家。その三姉妹の話。長女・徳子は藤十郎を婿に迎え、次女・あぐりは自ら豪商紀野屋の後添えに。三女の那珂は学問一筋で生きたいと思っていた。ある日藤十郎が遊女と相対死を遂げる事件が起きた・・く苦しい、夫の事件の真相が明らかになるまでが長い。そこに至るまでの女の生き方、心の持ちようが現代社会のそれを反映しているのかと思うほどに、活きの好い次女に心惹かれる私だが、どっこい徳子の淡い恋の思い出がここで?とあさのさんにちょっと引いた。芯の強さなら三女も負けていない。これは好みが別れるかも・・2026/07/28

がらくたどん

58
地方小藩の小舞藩を舞台に武家の三姉妹の生き方を描く長編。家格的には上士の高蔵家を預かるのは長女の徳子。父は亡く婿として迎えた夫は遊女と子を成した上に相対死。母は老いて認知を患い今度は上の妹が突然武家を捨て商家に嫁ぐと言い出す始末。彼女の癒しは思わず引き取ってしまった不義の赤子の成長と学問好きな下の妹との語らいの時間。これはまさかの地方武家版細雪かソープオペラか?と読むほどにじわりじわりと「あさの節」が。見えて来たのは蚊帳内の男社会の陰謀妄執泥仕合。もういい加減女の筋を通させてもらいましょう。けっこう愉快♪2026/08/04

nyanco

27
小舞藩・高蔵家の三姉妹。長女・徳子:貞淑、枠の外に出ず、どう生きるかなど考えない次女・あぐり:奔放、枠の外に出て、どう生きたいかを問い続けた。三女・那珂 :勤勉、学問一筋、一見大人しく見えるが芯が強い。あさのさんらしくキャラが立つ。夫の死は相対死ではなく陰謀?一転しきな臭い藩内の政に関わる話に。商家のあぐりの夫から明かされる真実。陰謀の首謀者・水戸屋の突然の来訪…ラストまじかの急展開。これだけ盛沢山なのにぐいっと読ませてしまう筆力は流石、あさのあつこさんでした。→続2026/08/08

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