出版社内容情報
食への追求はとまらない……。「丸かじりシリーズ」第47弾はファンに惜しまれながら幕を閉じた「週刊朝日」の最終回までを一挙収録。怒涛の全62本! 東海林ワールドは永久に不滅です。
内容説明
サラリーマンでいえば36年勤続。「週刊朝日」よ、ありがとう。東海林ワールドは永久に不滅です。シリーズ第47弾!
目次
アンコ、ドリンクとなる
白い誘惑
メニューとは?
哲学の教材としての太巻き
ナメコの世渡り
たかが水、されど水
おでんを改革する
ストローのズズズ問題
ドロップ缶の謀略
稲荷ずしは偉大なり
妖怪?モンブラン
大根の悪口
枝豆三粒入りの呪い
納豆の正体
ナニ?コオロギラーメン?
0秒ラーメン
ポップコーン遊具論
鰺フライ讃
煙よ煙〔ほか〕
著者等紹介
東海林さだお[ショウジサダオ]
1937年東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞、95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明るい表通りで🎶
56
2023年5月から休刊している「週刊朝日」に掲載された、食のエッセイ。休刊する最後の最後までの連載コラム。イラスト入り。もちろんさだおさんのもの。カレーライスの丸かじり。クスッと笑い😆がでるエッセイ。2025/04/07
ネギっ子gen
51
【まだまだ、ショージ君は続くのであります。メデタシメデタシ】「丸かじり」シリーズも第47弾だが、遂に掲載誌『週刊朝日』が時代の流れに勝てずご臨終と相成り候。高齢で近年ご病気ネタが多くなった著者も併せてフェードアウトか、と寂寥感漂う思いぞして……とて無常の世を嘆いていたのだが、なに、しっかり朝日新聞の紙面で不死鳥の如く復活。しかも健筆ぶりは衰えを見せずだから。もう「敬服」の一言。てなことで、本書も心安らかな気持ちで愉しめた。哲学の教材としての太巻き、ナメコの世渡り、鯛焼きの開き、かき氷のペシペシなどなど。⇒2024/03/27
よこたん
44
“想像してみてください。ゴハンの上にふりかけがかかっていてその上に納豆がのっかかった惨状を。ふりかけがかかったゴハンの上に賓客マグロの大トロをのせて食べる窮状を。ひとたびふりかけかかりなば、これに抵抗する手段なし。天下無敵。” 先日、阿川さんの食エッセイを読んでいたら「あ、東海林さんの丸かじりシリーズ読みたい」となった。同じ匂いを感じるのだ。大いなるマンネリ感がよいのだ。背伸びすることのない小市民感覚、みみっちさに共感し、つい頷いてしまう私。飲み終わり間際のストローのズズズは「気柱共鳴」という現象らしい。2025/01/07
hitotak
15
著者本人の都合ではなく、掲載誌の休刊により最終回を迎えたが、朝日新聞に場所を移して連載は続いているらしくひと安心。食べ物というシンプルなテーマで何十年と書かれているなかで、もちろん同じ食べ物は何度も登場しているが、ネタ切れやアイデアの枯渇は感じられず、ここにきてコオロギのような昆虫食や、目新しいアイデア食品に手を出す行動力も健在。少年時代の思い出話や昭和の暮らし、サラリーマンの派閥争いなどに筆が及ぶと俄然文章がイキイキしてくるあたりはさすがに年齢を感じるが、これからもお元気で書き続けてほしい。2024/08/04
Urmnaf
10
ついに最終巻。理由が掲載誌の休刊というのがなんとも寂しい。活字本離れが進む中、週刊誌という形態はもはや無理ゲー。とはいえ、まだまだ意気軒昂なようなので、どこかでまた会えそうな気はする。ウェブで読むのもなんか違う気がするけど。で、最後はカレーライス。えっ?カレーはもう何度も出てきたじゃん、と思ったけどもタイトルは初めてだったんですねぇ。いつものように、カレーにまつわるどうでもいい話(ほめ言葉)。コオロギのような新しい食の話題もあり、好奇心はつきまじ。2024/05/03
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