私の半分はどこから来たのか―AID(非配偶者間人工授精)で生まれた子の苦悩

個数:
電子版価格
¥1,699
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

私の半分はどこから来たのか―AID(非配偶者間人工授精)で生まれた子の苦悩

  • 大野 和基【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 朝日新聞出版(2022/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 32pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 19時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022518736
  • NDC分類 495.48
  • Cコード C0047

出版社内容情報

「あなたは提供精子で生まれたのよ」。20代後半に偶然知ってしまった日本人男性医師。16歳の時、母との口ゲンカの最中、勢いで知らされたオーストラリア人女性。41歳のとき、母からの手紙で突然告白されたイギリス人女性……。AIDで生まれた人の多くがアイデンティティーの確立に苦しむ。「出自を知る権利」をめぐる取り組みや法制度、世界最大の「精子バンク」の最新動向などをルポ。日本、オーストラリア、イギリス、アメリカ、デンマーク、スイスでの現地取材を通し、AIDで生まれてきた子ども、ドナー、医療関係者の切実な声で迫るノンフィクション。

内容説明

20代で偶然知ってしまった日本人男性医師。16歳の時、母との口喧嘩の勢いで知ったオーストラリア人女性…。AIDで生まれた人の多くが「アイデンティティの半分が空白状態」になり、「生物学上の父」を探し求める。「出自を知る権利」やSNSを通じた精子提供も社会問題化している。国内外の事例や世界最大の精子バンクをルポ。

目次

第1章 私はいったい何者なのか
第2章 「あなたのパパはいないわ」
第3章 出生告知の現実
第4章 精子提供への懐疑
第5章 世界をリードする法制度―オーストラリア・ヴィクトリア州の取り組み
第6章 世界最大の精子バンク―「クリオス・インターナショナル」の最前線
第7章 赤ちゃんをもうけた日本人女性カップル
最終章 変容する家族観―LGBTQやシングルでも子供を持つ

著者等紹介

大野和基[オオノカズモト]
ジャーナリスト。1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79~97年、米国滞在。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。帰国後も海外取材豊富。ポール・クルーグマン、ジャック・アタリ、ジョセフ・ナイ、リンダ・グラットン、ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、マルクス・ガブリエルら世界的な識者への取材を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいこ

33
AID(非配偶者間人工授精)で生まれた子供が、父親と血が繋がっていないと知った時の衝撃は想像に難くない。遺伝上の父親は誰なのだろうという、自分のアイデンティティを揺るがす問題に苦悩を抱く世界中の当事者たち。『出自を知る権利』を巡る各国の法整備の状況と、当事者に告知する時期、精子バンクについてなど纏められている。そもそも、妻側の遺伝子だけでも繋がっている子供が欲しいのか、夫は血が繋がっていない子供に愛情を抱けるのか。治療中は見失いがちだけれど、生まれてくる子供の事を第一に考えなくてはいけない➡︎2023/07/10

19
第三者からの提供精子による非配偶者間人工授精(AID)によって生まれた子どもの苦悩をめぐるルポ。AIDで子どもをもつことを選択したカップルは、生まれてきた子どもにその事実を隠したがる。大人になりそのことを知った子どもは、父親の血縁関係がすっぽり抜けて、自分の半分が空白状態になったように感じる。親子関係が破綻する場合もある。大事なのは、子どもが幼い頃から出自の秘密を明かすこと。簡単にDNA検査ができる現代、隠し通すことは不可能だ。だが、日本の法律に、出自を知る権利はまだ盛り込まれていない。2023/01/21

Hiroo Shimoda

10
頁数は少ないがそれは無駄がないだけ。当事者の声と制度の課題はしっかり伝わってくる。考えさせられる良書2023/02/24

びかごん

6
日経新聞でおすすめしていたので読んでみる。 読みやすい文章でわかりやすかった。 自分だったらどうしたかと考えるととても難しい。子供が欲しいという思いはわかるが… どうしても親の立場になって考えてしまったが子供の立場だったらどうだろうか。2023/02/12

やまーだ

5
AIDで産まれたある男性は、近親婚のリスクを避けるため年齢差が上下4歳以内の相手とは付き合わないと言う。遺伝的なルーツがわからないことに加え、そんなリスクも意識して生きていかないといけないなんて・・。親がいて、自分がいる。生物学上の親が誰かわかる。そんな当たり前とも思えることが、決して当たり前ではなく有難いことなのだ。2023/03/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20345744
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。