愛という名の切り札

個数:
電子版価格
¥1,699
  • 電子版あり

愛という名の切り札

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月07日 22時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022518538
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



谷川直子[タニカワナオコ]
著・文・その他

内容説明

それがあたりまえだと結婚した主婦の百合子。心変わりを理由に離婚を迫られるライターの梓。結婚にメリットなしと非婚を選ぶ娘の香奈。制度にとらわれず事実婚で愛を貫く若い理比人。結婚、離婚、非婚、事実婚を問いかける本格小説。

著者等紹介

谷川直子[タニガワナオコ]
1960年、神戸市生まれ。2012年『おしかくさま』で第四九回文藝賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

127
なんとも言えない独特な作風にすっかりハマってしまった谷川さん作品ですが、ちょっと本作はあまりしっくりこなかったかなと。「結婚」とは、「夫婦」とは、「離婚」とは、「パートナー」とは、そして「家族」とはとなかなかシリアスなテーマがてんこ盛りで綴られる一冊ですが、結局自分的には共感できる登場人物がちょっといなかったのが残念なトコです。人それぞれ、色んな考え方があるので、行動や言動はもちろん自由ですが、何をやってもかまわないのかとなると、決してそうではないのかなと。読むタイミングがちょっと合わなかったのかな。2022/09/23

Kei

91
作曲家を見出して、世にだした所で、好きな人ができた、と離婚を迫られている恋愛至上主義の40代女性が主人公。対比して、20代の好きな人や、その叔母、60歳の専業主婦のステレオタイプの女性、その娘を交えて、結婚とはなにか、愛とはなにか、が大上段に語られる。裏切ったことに対する罰則はあるが、愛さないことに対する罰則はない、という結婚の罠が怖しい。そして、無自覚でありながら、様々な結婚感を見て思いをはせれる、主婦の目線が一番鋭く、こんな人々が、日本の社会生活を支えているのだ、と実感する。芸術の罠も秀逸。良書です。2022/11/05

いたろう

73
小説の中で、「結婚とは何なのか」という問いが、何度も発せられる。結婚に関するいろいろな考え方、結婚のメリット、デメリット。定年退職で家にいる夫をもて余している百合子は、今まで結婚に何の疑問も抱いて来なかった。一方、百合子の娘で、30歳の香奈は、恋人はいるものの、結婚する気は全くなく、百合子はそれを理解できない。そして、不倫をしている夫に離婚を迫られている梓は、離婚に応じるつもりがなく、その夫と不倫の関係にある夏芽は、結婚を強く望んでいる。それぞれの行き着く先は? 結婚とは何かについて、深く考えさせられる。2022/09/22

sayuri

73
谷川さんの作品を読むのはこれが三作目。今回のテーマはズバリ『結婚』。谷川作品に共通して感じる「大人の本音」は本作でもリアルに表現されている。当たり前のように結婚した百合子、心変わりを理由に作曲家の夫に離婚を迫られる梓、結婚にメリットなしと非婚を選ぶ百合子の娘・香奈、事実婚で愛を貫く理比人、様々な愛の形が描かれる。私も百合子の様にメリット・デメリットなど何も考えず当たり前の様に結婚してしまったので、今ならあの時の自分に良く考えるように伝えたい。正解がないから難しい。結婚制度について今一度考えさせられる作品。2022/08/22

pohcho

70
作曲家の夫からに離婚を切り出された梓。夫は家を出て若い女性と暮らし始める。離婚に踏み切れない梓の揺れる心情と専業主婦の百合子の視点が交互に描かれる。メリットがないから結婚しないという百合子の娘。梓の夫と暮らす百合子の姪に不倫の暗さはなく、梓に近づく青年・理比人も現れて。さまざまな愛を描き、愛とは結婚とは何かを問いかける小説。こんなにも愛について考え続ける作品は他にはない気がするが、考えれば考えるほどわからなくなるものだなとも思う。仕事とプライドという話もあり。これもまた答えの出ない問い。とてもよかった。2022/08/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20001975
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品