出版社内容情報
約10年前に日本中を揺るがせた「東大の秋入学構想」。当事者である濱田純一・前東大総長が、秋入学をなぜ考えたのか、東大の何が問題だと思っていたのか、なぜ頓挫したのか、5年間の「わが闘争」を初めて総括。今後「9月入学」を考えるための唯一無二のテキスト。
内容説明
ポストコロナを見据えて秋入学は必ずやるべきだ。2011年、学内から湧き上がった改革構想。前東大総長が語るビジョン&格闘。
目次
第1章 9月入学は何を目指すのか
第2章 秋入学構想のプレリュード
第3章 構想検討の始動
第4章 社会の反応と各方面への働きかけ
第5章 異論さまざま
第6章 ギャップターム
第7章 「総合的教育改革」の成果と限界
第8章 社会の何が問い直されるのか
第9章 道を切り拓くもの~ポストコロナ時代の大学
著者等紹介
濱田純一[ハマダジュンイチ]
1950年、兵庫県生まれ。東京大学名誉教授。放送文化基金、放送倫理・番組向上機構(BPO)、映画倫理機構、あかしこども財団などの理事長を務める。東京大学法学部卒、東京大学社会情報研究所長、大学院情報学環長などを経て、国立大学法人東京大学総長(第29代・2009年4月~15年3月)は、初の戦後生まれ総長。在任中の2011年から東大秋入学に取り組んだ。専門はメディア法、情報法、情報政策。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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