出版社内容情報
42歳で膵臓がんが見つかった朝日新聞政治記者。はや3年目に突入した患者生活のなかで見えた・考えた「患者」を取り巻く日々のことや政治への視点を記したウェブ連載の書籍化。ウーマンラッシュアワー・村本大輔氏との対談なども収録。
内容説明
切除できなければ、1年後の生存率は10パーセント以下、とも言われる「難治がん」。その一つである膵臓がんと診断された43歳の政治記者が、がんの疑いを指摘されてからの3年間に書き続けたこととは。宮川サトシ氏による書き下ろし漫画も収録。
目次
第1章 がんと私の2年10カ月(「がんかも?」今日からできる三つのこと;自分の病気を「取材」する ほか)
第2章 難治がん患者として生きる(無信心の私が「宗教の存在が無意味ではない」と思う理由;思い立ったとき、自分に確かめる「俺は死ぬんだぞ?」 ほか)
第3章 がんが見せてくれた景色(連載を始めるきっかけとなった棋士の“言葉”;「弱さ」と「強さ」 ほか)
第4章 それでも伝えたいこと(政治のインフォームド・コンセント;記事を書いたら、祈る ほか)
著者等紹介
野上祐[ノガミユウ]
1972年、東京都生まれ。96年に朝日新聞入社、仙台支局、沼津支局、名古屋本社・社会部、報道センターを経て東京本社・政治部に。その後、福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、膵臓がんの疑いを指摘され、翌月手術。闘病しながら執筆を続けていたが、2018年12月28日に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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