一発屋芸人の不本意な日常

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一発屋芸人の不本意な日常

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022515889
  • NDC分類 779.14
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】ある日は地方営業でワイングラスに石を投げられ、ある日はサインをネットで売られる。自ら「負け人生」とかたる日々をコミカルにつづった切なくも笑える渾身のエッセー。withnewsの大人気連載が、大幅改稿・加筆されて待望の書籍化! 人生、諦めが肝心だ。

山田ルイ53世[ヤマダルイゴサンサンセイ]
著・文・その他

内容説明

人生、諦めが肝心である。これはエッセイか、それともただの愚痴か。

目次

僕は一発屋(“旬”ではないもの代表;一発屋のプライド;いつにも増して自分が出ていないテレビ;ドッキリと現実が入り交じるパラレルワールド;ゴミにサインを書いた日 ほか)
下を向いて歩こう(芸人が絶望する夜;一発屋は最底辺の最高峰;暴走する“おいしい”;「やっぱり駄目か」の連続を生きる;人生諦めが肝心 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

58
所謂一発屋である髭男爵の、太った方の達者なエッセイ。1番響いたのは、現状の厳しい話しではなくてブレークしていた時期のエピソードだった。バラエティーに呼ばれるけど、制作の中核であるディレクターや構成作家には愛されなかったという。「自分達の芸風がブスだから、素人にはモテたけど、愛されたい人には愛されなかった。彼らは売れてなくても才能と世界観がある若手との未来に賭けていたから。僕らの単独ライブの招待は無料でも無視されたけど、その若手のライブには無料でネタ作りから参加していた。」なんか、本当に泣きそうになる、、、2021/06/02

ma-bo

48
お笑い芸人、髭男爵の山田ルイ53世さんの著書。読書メーターの記録をつける前に、ヒキコモリ漂流記、一発屋芸人列伝を読了済みにて、3冊目。題名にもなっている不本意な日常と言うように自虐的な目線中心だがクスッと(ニヤっと)させてくれる内容。以前にワイドなショーにコメンテーターとしても出演されており、意外と言ったら失礼だがコメント力があると感じたし、文才もある方だと思います。2019/06/05

みなみ

32
タイトルどおり、一発屋芸人:髭男爵の自虐に満ちた日常が語られる。世間から厳しい目で見られ、冷たい扱いを受けているのは何だか気の毒になる。でも、悲惨すぎることはなく、少し笑いに変えているのは、さすが芸人さんだなという感じ。自分自身も知らないところで人を傷つけてしまっているかもしれないと思ったし、今後は言葉遣いに少しは気を付けたい。2023/05/26

gtn

31
「電波少年」で爪痕を残そうともがいたが、現状は何も変わらず、「やっぱりな」と悟ってしまう著者。その後、髭男爵としてブレイクしたが、いつまでも続く訳がないと、どこか覚めていたに違いない。今は、過去の人として侮蔑され、高収入でもないのに「有名税」を払わされている現実。将来の過多な希望は、娘の成長を除いて諦めたか。2019/11/25

くさてる

24
ちょっと読みづらい印象があった前作よりずっと面白く達者になっていて、とても良かった。自虐的なネタもおかしくて笑える(食レポネタのところは笑った)。でもそればかりじゃなくて、その視点から見える芸能界やひとびとの振る舞い、不思議な体験を読むことができる。長い不遇の時代から一度成功して、またそこから落ちて、そういうところから見える景色をこの調子で書いてほしい。また読みます。2019/02/16

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