最後まで、あるがまま行く

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最後まで、あるがまま行く

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022515391
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昨年7月に亡くなった著者が亡くなる直前まで連載したエッセイ。老いていく現実に、身体と心はどう立ち向かい、どうその日をむかえたか、率直な気持ちが綴られている。家族や秘書など、著者を支えてきた人々からのコーナーも。

内容説明

はじめての車椅子、誕生日を迎える喜び、先に亡くなった妻への思い。101歳からの変化を、自らの言葉で、率直に―。自らの老いと死を受けとめながらどう「前を向いて」過ごすか。105歳、亡くなる直前まで書き続けた、最後のエッセイ。朝日新聞「be」連載「あるがまゝ行く」より選りすぐりの44本。

目次

一〇一歳 常に前進あるのみ(一〇一歳の誕生日、二つのサプライズが用意されていました;私の椎骨骨折闘病記 ほか)
一〇二歳 車椅子という相棒を得て(移動は格好の執筆時間です;超過労の私を悪夢が襲いました ほか)
一〇三歳 身体の老いを物ともせず(誕生日、車椅子をフル回転で!;小さな虫の死について思ったこと ほか)
一〇四歳 いま思い出すこと(一〇四歳、私の状況を検証してみます;誕生日を迎えるよろこび ほか)
一〇五歳 最後まで、あるがまま行く(いのちという宝船に乗って;しーちゃんとたみちゃん ほか)

著者等紹介

日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県生まれ。37年京都帝国大学医学部卒業。41年聖路加国際病院の内科医となる。聖路加国際病院名誉院長、学校法人聖路加国際大学名誉理事長、名誉学長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長を歴任。99年文化功労者、2005年文化勲章受章。2017年7月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

179
多分この先も、先生の言葉が本になって出るだろう。そして私は、初めて読むようにきっと読むだろう。あるがままって本当はとても難しい事だと思う。日野原先生だからこそなのだろうなぁ。私は信仰を持たないが、先生から『愛』が伝わる。確固とした『信念』に生き抜いた方の言葉は深い。きっと今頃は天国で奥様と語り合っているのだと思う。先生が逝ってから最初の夏が来ますね。ー合掌ー2018/04/10

みえ

41
亡くなられたことが残念でなりません。2018/05/23

陽子

20
氏の著書は随分読んだが、この本は100歳を過ぎてからのエッセイなどをまとめたもの。転倒で額を20針も縫合したり、肋骨や椎骨骨折したりなどの高齢ゆえのアクシデントや痛みなどもあるがままに綴られている。しかし。新しいことへのあくなき挑戦心と人のために役に立つ生き方をしたいという根底の思いは生涯ブレることはない。絵画、俳句、作曲、作詞、執筆、ヘリコプター飛行。自分も楽しみ、なおかつ周りにもエネルギーを拡散。素晴らしい。「人に必要にされている人生」だからこそ「生かされた」んだな、と思う。2019/02/06

布遊

18
朝日新聞「be]で、毎週土曜日に連載されていた日野原重明さんのエッセイ「あるがまゝ行く」は、ずっと楽しみに読んでいました。その抜粋が、まとめられたこの本です。101~105歳の日野原さんの思いが伝わってっきます。他にも「生き方上手」他数冊の本を読んでいました。日野原さん提唱の階段2段上がりも実行していました。亡くなられてから、もうすぐ1年です。この本には、「読者の皆様に最後のごあいさつ」として、昨年5月の口述筆記が載っています。105歳まで、最後まで、信念を貫き、周りの人にお礼や挨拶を残していて2018/05/01

ひるあんどん

10
朝日新聞beの連載をたまに読んでいました(毎回読めばよかった・・・)。軽妙で、読みやすくてときに考えさせられ、励まされました。テレビやラジオでも優しく語っていらっしゃいました。自分もあんなふうに年を取っていければな、と思っていました。この本に収められたエッセイ、ケガや病気をしても元気で前向きに物事をとらえて語っていらっしゃったのが感じられます。最後のお別れはご自分のその時を予見されていたのですかね。東京オリンピック、見ていただきたかった。2018/03/21

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